---はじめに---

 演習林内に入林する場合、場所、目的、行動内容、時間等によって適切な服装、装備品は異なります。安全に入林するために自分で必要なものを判断し持ち歩きましょう。

 以下で紹介するものを参考に入林してください。紹介したものが絶対というわけではありません。自分の目的、行動にあったものを各自でアレンジしてください。
---実習時の服装、装備---

○服
 素肌が出ないような長袖、長ズボンを着用しましょう。
 林内はカ、ブヨ、ダニなどがいます。また触れるとかぶれる植物、トゲのある植物もあります。素肌は出さないほうが良いです。

○靴
 長靴やトレッキングブーツを着用しましょう。
 沢やぬかるみを歩く場合があります。植物学のように移動しながら行う実習はトレッキングブーツ、造林を行う場合は長靴がお勧めです。普通の運動靴でも大丈夫ですが濡れたり汚れたりします。サンダルはふさわしくありません。サンダル着用の場合、実習に参加させないこともあります。

○帽子
 実習時はほとんどヘルメットを着用しますが、持参してください。

○手袋
 林内に入る際は着用をお勧めします。普通の軍手より皮の手袋を推奨します。
 皮の手袋だとちょっとした棘などは貫通しませんし、ナタやカマを使用する場合も滑りにくいです。また汚れも浸透しにくいです。


---自分で入林するときの服装、装備---

 季節や天候、入林時間(1日中なのか短時間なのか)目的地が道端か山奥かなど、入林に当たってのいろいろな状況が人により千差万別です。いくつか例を挙げますが何が最適かは自分で判断してください。

○事務所近辺の場合
 事務所に近い場合は大袈裟な装備は必要ありません。普段着にノートなどの記録用具でも十分の場合があります。

○造林地の場合
 造林地は日向であるため、帽子を着用し飲み物をもって熱中症にならないようにします。ヘビやハチなどがいる危険性があるので万が一のときのために携帯電話、毒を吸い出す器具、アレルギー防止の薬などを持参するのが良いでしょう。

○野生動物を追う場合
 自分の場所を失わないよう、コンパス、地図、GPSなど位置を把握できる道具を持ってください。万が一迷ったときのために携帯電話、無線ももちましょう。クマにあったときのために撃退スプレーを持ち歩きましょう。食べ物、飲み物はちょっと多いくらい持ちましょう。