授業科目対象学生
(専修及び年次)
講座等
(必修・選択別,単位数)
担当教官
(所属,所在)
蔬菜花卉園芸学実験
(前期開講)
農業生命科学科
(植物生産学講座、3年次)
必修、1単位稲田委久子
農業生命科学科、5号館1階
授業の目標

本実験では蔬菜花卉園芸学の講義のみでは理解が困難、あるいは講義の中で言及されないがこの専門科目を学ぶ上で、観察および技術の習得が必要と考えられる事項を取り上げる。実験材料について、実物を観察しながら、実験・実習を行う。また、見学では講義や実験では得難い見聞をさせる。以上を通じ、蔬菜花卉園芸学において必要な実験手法を習得し、実際面での応用力をもたせることを目指している。

授業計画

第1回 種子の形態観察と発芽試験
第2回 花粉の形態観察と発芽試験
    大学構内のサクラの見学
第3回 繁殖実験(1)分球様式
第4回 花器と果実の観察
第5回 繁殖実験(2)果菜類の接ぎ木
第6回 繁殖実験(3)花卉の挿し芽
第7回 見学;農水省野菜・茶業試験場(盛岡)
第8回 雌雄異株植物の観察
第9回 花芽分化の観察(1)
第10回 茎と根の内部形態の観察
第11回 見学;岩手県農業研究センタ−
第12回 見学;盛岡中央卸売市場
第13回 花芽分化の観察(2)

授業の概要

実験では、材料に一般的な蔬菜花卉園芸植物を用い、これらの成長と発育過程、すなわち種子の発芽から開花結実までを通じて観察、調査できるように考慮した。見学は、農水省および県の研究機関、卸売青果市場に出かけ、栽培や試験研究、流通の実態などについて学ぶ。

教科書,教材,参考書植物形態学の実験法 木島正夫著、広川書店
園芸学実験・実習 中川昌一編 、 養賢堂
授業の形式関連資料をまとめたプリントを配布し、実験内容の説明を行い、実験は個人または4 ないし5 人のグル−プごとに行う。継続調査を必要とする実験は、時間外または所定の実験日以外にも観察・調査を行う。
成績評価の方法実験は項目ごとにレポ−トを、見学は感想文を課して、評価する。
履修にあたっての留意点出席は毎回とる。質問は随時受け付ける。