授 業 科 目 対象学生(専修名及び年次) 講座等(必修・選択別、単位数) 担当教官(所属、所在)
家畜生理学I 
(後期開講) 
 
獣医学科(2年次) 
応用生物学科(応用動物学 
         2年次)
家畜生理学  (必修、2単位) 

専修外    (必修、2単位)

首藤文榮(獣医学科) 
森松正美(獣医学科) 
(3号館2階)
授業の目標                     授業計画 
 生理学は最も重要な基礎科目である。        第 1回 分子および細胞 
 生理学の授業では、生命を支える生体機能の     第 2回 神経筋系の序説 
成り立ちとその調節機構を理解させ、同時に、          ニューロン 
生命倫理の基礎概念を養成する。           第 3回 神経筋シナプス 
 生理学・の目標は、神経系、感覚系、運動系          筋の生理学 
および心・肺機能とその協調関係を理解させる     第 4回 反射の概念 
ことである。                         骨格筋伸長受容器 
授業の概要                     第 5回 運動ニューロンと機能障害 
 家畜生理学Tでは、生体の生理的機能のうち          脳による姿勢と運動の調節 
動物的機能の成り立ちを中心に講義する。講義          前庭器官と小脳 
の内容は、細胞レベルから個体レベルに亘る。     第 6回 視覚系と聴覚 
1.分子および細胞レベル:              第 7回 自律神経系と副腎髄質 
 生理機能は、細胞機能の有機的統合により成          血液脳関門 
り立っているが、細胞機能は、生体分子の生化     第 8回 心臓血管系の概説 
学反応により支えられているから、最初に序論          心臓の電気的活動 
として分子及び細胞レベルの機能を概説する。           心電図 
2.組織、器官レベル:                第 9回 ポンプとしての心臓 
 生体機能調節系の主役である神経系の組織と          体循環と肺循環 
しての構築と刺激伝導のメカニズムについて講     第10回 毛細血管と体液交換 
義するとともに、外部情報の受容器官の構造と          血液の局所調節 
機能について講義する。               第11回 血圧調節と心臓血管系応答の統合 
3.個体レベル:                   第12回 ガス交換 
 生体の情報受容と運動性応答の機構について          血液ガスの運搬 
講義する。                      第13回 換気調節と呼吸以外の肺の機能 
 また、これらの機能を支える、呼吸と血液循     第14回 胎子と新生子の酸素運搬 
環の機構について解説する。             第15回 まとめ
教科書、教材、 
参考書 
 教科書として、獣医生理学(高橋 迪雄 監訳、文永堂、17,510円)を使用する。 
 医学系の生理学書が多数出版されているから、各自参考にすること。
   
授業の形式
 プリントを利用し、思考力および考察力の向上を図る。 
 必要に応じて、スライド、OHPなどを利用する。
成績評価の方法  授業内容の区切りのよいところで、学期中3〜4回の小テストを行い、その得点により 
 評価する。平均点60点以上を合格とする。
履修にあたっての 
留意点 

 

 講義内容を整理するときは、自分の生理機能に当てはめて理解を深めること。 
 次回の講義予定についてはあらかじめ説明するから、予習を怠らないこと。 
 小テストの範囲は授業中に予告し、掲示はしないから注意すること。