授業科目		対象学生（講座及び年次）	必修・選択別、単位数	担当教官（所属、所在）
森林資源と人間生活 （前期開講）		農林環境科学科 （森林科学　２年次）	必修、１単位	猪内正雄・太田路一 沢辺　攻・立川史郎 関野　登・小藤田久義 農林環境科学科 ２号館１-３階
[授業の目標] 　森林科学は、間口も奥行きも広い学問分野である。この授業では、その入り口に立つ諸君に、 森林資源の生産と利用の意義を学んでもらうとともに、生産と利用に関る様々な技術の実例や 最近の研究成果などのトピックを紹介する。この授業を通じて、森林資源が人間生活と深く関る 事を身近に感じてほしい。 [授業の概要] 　はじめに、森林資源の生産と利用の意義を地球環境の観点から考える。つぎに、森林資源（樹木） を利用する第一ステップとして、樹木を植えてから切り出すまでの過程を、林地での体験実習を通 して知る。 　木は人間生活の器、すなわち住宅の材料として古くから使われて来た。この授業では、世界の 木造住宅を紹介するとともに、最新の木造建築技術についても触れる。また、木が人間生活と密着 している理由のひとつに、木と人間の感性との関りがある。木はなぜ人間に馴染むのか、その秘密 を探る。また、現在の木の使われた方は、様々な加工技術や化学的な利用技術に支えられている。 これらについて、実習を交えて理解を深めるとともに、新たな利用方法の可能性を探る。 　 [授業計画] 　　　第１回　　 　ガイダンス　　-森林資源の生産と利用の意義を考える- 　　　第2-5回　　 林地での体験実習　-樹木を植えてから切り出すまで- 　　　　　　　　　　　�@育苗　�A植付け・保育　�B伐採　�C搬出 　　　第6-7回　　 木材と住宅　 �@世界の木造住宅　　�A最新の木造建築技術 第8-9回　　 木と人間の感性　-五感にやさしい木の秘密 　　　第10-14回　木材利用を支える様々な技術 　 　　　　　　　　　 �@再構成加工技術 　　　　　　　　　　　�A化学的な利用技術 　　　　　　　　　　　　（製紙、成分の化学変換） 第15回　　　予備
教科書、教材、参考書	教科書は使用しない。 　講義及び実習で使用する資料を、必要に応じて配布する。
授業の形式	実習およびビデオ、スライド、ＯＨＰを多用した視聴覚講義。
成績評価の 方法	レポート内容および出席状況を総合して評価する。