農学部/ 附属施設

附属施設の紹介 [教員]

[附属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター] [附属家畜病院] [附属寒冷バイオシステム研究センター]




附属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター


 寒冷フィールドサイエンス教育研究センターは、農学部の附属農場と附属演習林を統して平成14年4月に発足した新しい農学部付属施設です。

  本センターは、フィールドサイエンスの寒冷地における総合的、実践的な教育研究及び地域貢献を行うことを目的として設立されました。このため、ほぼ1世紀にわたって整備してきた寒冷地における森林から耕地に至る特色のあるフィールドを活用して、新たな農学観に立脚する高度専門技術者の養成を行い、応用的・実践的研究や公開講座等のエクステンション活動を通じて、地域への研究成果の還元・公開を図ることとしています。

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附属家畜病院



 本家畜病院においては、内科、外科および臨床繁殖科を設けて、病院の専任教官と獣医学科関係講座の教官および研究生が協力して、伴侶動物および産業動物の診療業務と教育研究を行っています。

附属家畜病院 研究面では、外来患畜と病院内に繁養している家畜、および野外の牛や馬を対象として、各種疾病の病態、診断、治療および予防に関する基礎的ならびに応用的研究が、病院内の施設および各種分析機器を有効に利用して行われています。

 研究テーマの主なものに、家畜のビタミンDとカルシウム代謝、腎機能検査法、消化器病と消化管運動機構、馬の頸椎症、家畜の受胎障害、染色体異常、子牛の下痢症に関する研究などがあります。

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附属寒冷バイオシステム研究センター



 寒冷バイオシステム研究センターはこれまでの細胞育種学実験施設が平成10年3月に廃止されたことに伴い、平成10年4月に設置された農学部付属の研究・教育施設で、以下の3研究分野からなります。

セルソーターによる細胞周期の解析
(1)細胞複製研究分野
(2)寒冷シグナル応答研究分野
(3)生体機能開発研究分野

 当研究センターの目的は「生物の寒冷に関わる現象を解明し、その成果を育種へ応用する」ことであり、これら3つの研究分野が機能的に連携し、寒冷耐性等を持つ有用生物を創出すること目指しています。

(1)の研究分野は基礎部門を担当し、種々の細胞のもつ固有の機能が細胞分裂をとおして維持されたり変化したりするメカニズムを、主としてDNA複製開始制御と遺伝子発現制御の両者を連絡する機構から追及し、細胞機能の効率的・安定的改変に応用しようとしています。

(2)の分野では、寒冷刺激が細胞や個体に生じさせる分子シグナルの伝達系路・応答・他シグナルへの変換の機構、その記憶の機構、また、寒冷地生物特有の寒冷耐性機構の研究を、(3)の分野では、寒冷地生物のもつ多様な生物素材、特に寒冷耐性に関与する物質の探索や、それらの生合成経路や遺伝子の解明及びその改変デザイン等に関する研究を行います。

 当研究センターは遺伝子実験施設としての機能も分担し、遺伝子関連技術の普及や安全教育に努めています。また、大学院農学研究科(修士課程)および大学院連合農学研究科(博士課程)に属し、当研究センターに所属する大学院学生の教育・研究指導も積極的に行っています。

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