出前講義詳細情報

No.30
学科応用生物化学科専門ケミカルバイオロジー(化学生物学)
講師氏名木村 賢一 (きむら けんいち)〔Profile〕  
講義詳細
化学を用いて生命現象を探るケミカルバイオロジ― −薬と食の接点−
ヒトの全ゲノム塩基配列が明らかとなり、病気の原因が分子レベルで解析されると、特定の遺伝子やタンパク質(酵素)に作用する低分子化合物(バイオプローブ)は、重要な医薬品や機能性食品になる一方、生命現象のメカニズムを解析する道具にもなる。農学部出身の遠藤先生が見出したコレステロール合成阻害剤メバロチンや、後藤先生が見出した免疫抑制剤FK506は、ノーベル賞級の世界に誇れる医薬品です。農学に関係した薬学部、理学部的な、「ケミカルバイオロジー」という新しい学問領域と、大学のおもしろさを伝えます。