No.63 | |||
学科 | 森林科学科 | 専門 | 木質資源工学/木質材料学 |
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講師氏名 | 関野 登 (せきの のぼる) | 〔Profile〕 | |
講義詳細 | |||
軽くて強い“木のひみつ” | |||
地球上には、樹高100mを超す巨木がある。 その重さは数千トン、自重を支えるだけでも大変だ。しかも、強風時には相当な力を受ける。しかし、樹木はしなやかにたわみ、滅多に折れることなく強風に耐える。その強さの秘訣は、樹木内部の力の釣り合い、そして巧妙に作られた細胞の構造にある。その力の釣り合いは“成長応力”と呼ばれ、自動車などに使われる強化ガラスと同様の原理で樹体の破壊を防いでいる。また、木の細胞は軽量・強靭となるように、極めて合理的かつ巧妙に作られている。 この講義では、樹木の構造について、マクロからミクロまでの視点で紹介し、軽くて強い“木のひみつ”を考える。 |