★ 共生環境課程オリエンテーション 2014.4.8 ★
ご入学おめでとうございます

オリエンテーションの様子


農学部オリエンテーション会場から課程オリエンテーション会場に移動してきました。


「東北地方出身の人は手を上げてください」などとたずねています。


履修方法などの詳しい説明がありました。


共生環境課程の説明をしています。


コースの説明をしています。


皆さん、真剣に聞いています。


最後に2年生の先輩からメッセージがありました。
お疲れ様でした。

平成26年度 共生環境課程 新入生の皆さんへ (課程オリエンテーションパンフレットより)

 東日本大震災の発生から2年が過ぎました。福島県から青森県へかけて壊滅的な被害を受けた沿岸地域以外では、一見、震災前と変わらない平穏な毎日に戻っています。原発事故の話題も一時よりは少なくなりました。しかし震災直後に、あの原発事故によってわれわれすべての日本人が耐えられないような恐怖に晒されたことは、決して忘れてはならないと思います。
 人類は地球上の最大でも高々20km程度のごく薄い層(Biosphere)の中で、太陽エネルギーを元とした大気と水、土地の間で織り成す物質循環に依存しながら暮らしています。このことは昔も今も全く変わりません。将来にわたってこのBiosphereの機能をいかに損なわないように維持していくかということは、人類生存の可否に関わっています。
 日本の自然は地震や台風・豪雪のように人々の暮らしに大きな脅威をもたらします。しかし一方では、寒暖差の激しい四季のはっきりした自然条件の中で、農林生産物や水産物を中心とした豊かな恵みをもたらします。自然の脅威と恵みを受けながら、自然とうまく調和して生きていく社会がまさに「共生」社会だと思います。
 共生環境課程では、森林、里山、農耕地、市街地という川上から川下への流域において、人々が自然環境と共存し、生産された資源を持続的に循環・利用できる社会システムの構築を目指し、そのために必要な知識・手法を習得します。このシステムは、実は日本人が日本特有の自然と共存し、あるときは闘いながら、先祖代々、営々として築いてきた社会でもあります。巨大都市の中で生活していると気付きませんが、ここ東北地方であれば、そのシステムが様々な景観や人々の暮らし方として実感できる場所がたくさんあります。「共生」の概念はとても広く、皆さん自身が常に問いながら、皆さん自身の哲学を構築していってほしいと思います。本課程に入学された新入生の皆さんには、これから大学での勉学に熱心に取り組んでもらうとともに、大学周辺の地域にも積極的に出掛けて、「共生」をキーワードとした「東北の可能性」について考えを深め、日本人さらには世界人類の持続可能な社会の構築のために貢献できる人材になって頂くことを期待しています。

平成26年4月8日 共生環境課程 課程長 立川史郎