細胞間移行タンパク質の機能解析  

 リンゴクロロティックリーフスポットウイルス(ACLSV)のゲノムがコードしている細胞間移行タンパク質(50KP)の機能を解析するために、50KPにクラゲ由来のグリーン蛍光タンパク質(GFP)を融合した遺伝子を植物細胞で発現させ、50KPの細胞内での分布とプラズモデスマータへの局在、また50KP自身が細胞間移行能を持つことを明らかにしました(左図、詳しくは下の論文)。
 また、ACLSVの50KPを発現するトランスジェニック植物がブドウえそ果ウイルス(GINV)の感染に対して強度の抵抗性を示すことを発見しました(下の論文)。現在、ウイルスが持つ細胞間移行タンパク質を用いたウイルス抵抗性植物の開発に取り組んでいます。

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