寒冷バイオシステム研究センター |
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寒冷バイオシステム研究センターは平成10年4月9日に新たに設置された農学部附属の研究・教育施設で、以下の3つの研究分野からなっています。これらの研究分野
の連携により「生物の寒冷に関わる現象を解明し、その成果を育種へ応用する」ことを目的としています。
1.細胞複製研究分野
種々の細胞の固有の機能が細胞分裂の際に維持されたり変化したりするメカニズムを低温による影響も見ながら研究し、細胞機能の効率的・安定的改変技術に応用しよう
としています。
2.寒冷シグナル応答研究分野
細胞や個体に対する寒冷刺激によって生じる分子シグナルの伝達・応答・記憶の機構を解析し、寒冷によるライフサイクルの制御や寒冷耐性を獲得する機構を解明するこ
とを目的としています。
3.生体機能開発研究分野
寒冷地生物の持つ多様な生物素材、特に寒冷適応・耐性に関与する物質の探索や、それらの生合成経路、関与する遺伝子の解明及びその改変デザインに関する研究を目的
としています。
なお、当研究センターは遺伝子実験施設としての機能も分担し、遺伝子関連技術の普及や安全教育に努めています。また、大学院農学研究科(修士課程)および大学院連
合農学研究科(博士課程)に属し、大学院学生の教育・研究指導も行っています。