鹿 苑 寺 の 庭 輝く金閣は義満の権威の象徴か、 庭は悠久の時に、限りない人々の慈しみの中 厳としてその生を継いできた木々の苔の そしてそこに生きる生きとし生きるものの生の営みが、限りなく続いてきた。 今がここにあるのは正に今、 そしてまた、今なる時の悠久なるにその次元の柱の在処を気づかさせ、 時間軸を顕わにするこの場に、自己の自然における自分に気づかされる一瞬、 この一瞬に出会えたうれしさが、私を楽しくした。