コースの学習・教育到達目標と教育


本コースは,地 球的視点と技術者として社会に対する責任感を持ち,森林科学の主要分野である「森林学,森林工学,自然環境,林産」に関する各々の分野について,基本的知 識と応用的能力を兼ね備えた人材の養成を目的とします。学習プログラムは充実した実験・実習が特徴で、講義による基礎知識の修得に加えて実践的な能力を養 います。旧制盛岡高等農林学校から100年以上続く実学と実践を重視した教育というよき伝統を受け継ぎながら,日々プログラムの改善に取り組むと同時に, 懇切丁寧な学習指導と修得レベルの向上を心がけています。

森林科学コースのカリキュラムは,学外機関である日本技術者教育認定機構(JABEE)から「森林および森林関連分野」における 技術者教育プログラムとして認定されており,卒業後は修習技術者として申請することで,技術士法に基づく技術士補となる資格を得ます。

森林科学コースの学習・教育到達目標

本コースの目的を達成するために学習・教育到達目標が定められています。学習・教育到達目標は(A)〜(F)の 6項目からなっています。本コースのカリキュラムは,それぞれの目標を達成すべく 構成されており,卒業時には各目標に掲げた能力,知識が修得できることになります。

  1. フォレスターとして必要な基礎的な素養・能力を修得する。
    1. 国際人として自国の文化,他国の文化や異なる価値観などを理解し,基礎的な英会話によるコミュニケーションができる知識・能力を身につける。
    2. 技術者として社会性をもち,技術が人間,社会,自然へ及ぼす影響や効果について理解,自覚し,責任ある態度をとる能力を身につける。
    3. インターンシップ,演習林宿泊実習,現地見学などの実体験を通じて,職業人としての自覚と社会性を身につける。
    4. 3年次後期から1年半にわたる卒業研究などを通じて,実験・調査計画の立案・遂行能力とデータ解析能力の向上を図るとともに,成果の取りまとめ,発表などにより,デザイン能力,問題解決能力,コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力を身につける。
  2. 数学,自然科学,情報処理などの森林科学の基礎知識を修得する。
  3. 森林科学の専門領域である「森林学,森林工学,自然環境・社会学,林産学」の専門基礎を系統的に学び,地域,地球規模での森林管理に必要な基盤となる知識を修得する。
  4. 冷温帯林における豊富な自然環境での実習,現地見学などにより森林造成,森林計画,森林防災を学び,自然への深い理解に基づいた森林管理技術を修得する。
  5. 実習,実験,現地見学などにより木材生産や木材利用を学び,人工林資源の利活用により冷温帯林における持続的森林経営や地域林産業に貢献できる,森林利用技術を修得する。
  6. 森林科学の知識を応用し,森林管理の諸問題に適切に対応できる,幅広い専門知識とそれらを問題解決に利用できる実践的能力を備えた専門性の高い職業人,フォレスターとしての総合的な知識・能力を修得する。

それぞれの学 習・教育到達目標の評価方法と評価基準についてはこ ちら(別ウィンドウ)に示すように明確化されています。

具体的な科目名 など詳細については,カリキュラム紹介のページをご覧ください。

コースの指定科目一覧

指定科目およびシラバスはこちら (アイアシスタントへのリンク。"分類一覧−農学部−共生環境課程−森林科学コースを選択してください)

必修・選択科目群分類一覧はこちら

カリキュラムの流れはこ ちら。

(それぞれ別ウィンドウに表示されます)

プログラム構成概略

主な講義課目と卒業後の進路。進路詳細はこちら。



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