当研究室では、牧草やその他の飼料作物について、ミネラル吸収機構や菌類との共生、
緑化用牧草品種の育種、リモートセンシングによる植生動態、地球温暖化等の環境影響評価など
多方面にわたる研究を行っています。
|
主な研究テーマ |
1.牧草とエンドファイトの共生機構の解明
|
植物と共生関係にある細菌であるエンドファイトの、北日本における感染個体の分布状況、
流通品種の感染率とアルカロイド含量などを調査し、その共生機構の解明を行っています。
|
2.牧草のミネラル吸収機構
|
飼料中のミネラルバランスを解明し、ミネラル含有率の季節的変化、植物体中の分布、
ミネラルの吸収機構の解明を行っています。
|
3.緑化用牧草品種の育種
|
北東北で栽培するには耐寒性が重要であることから、
ドイツアルプスの高標高地から収集したエコタイプを育種材料に、
発芽後の生育(初期生育)が旺盛、極早生で、あまり草丈が高くならない品種を育成しています。
|
4.リモートセンシングデータを用いた草地生産力の解明
|
ランドサットやテラなどの人工衛星から観測したデータをもとに、
草地植生の変化や収量の推定などを行っています。
|
5.ライフサイクルアセスメントによる草地の環境影響評価
|
ライフサイクルアセスメントの手法を用いて、草地におけるさまざまな生産方式間での地球温暖化、
富栄養化、生物多様性などへの影響評価を行う。
|
|
|
|
岩手大学 >
農学部 >
農業生命科学科 >
植物生産学講座 > 草地学研究室
Copyright(C) 2004 植物生産学講座 All rights reserved.
|