寒冷バイオシステム研究センター | ||||||||||||||
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>年報 2000 (Vol.3)>III | [ 目次 | II | III | IV | V | VI | VII | VIII ] |
(a) 発表論文
S. Miyagi,Y. Zhao,Y. Saitoh and K. Tsutsumi (2000)
An overlapping set of DNA elements in the rat aldolase B gene origin/promoter regulates transcription and autonomous replication.
Biochem. Biophys. Res. Commun. 278: 760-765.
(b) 著書等
堤 賢一 (2000)
遺伝子発現研究法.I. 転写系.学会出版センター,3-14.
伊藤菊一,堤 賢一 (2000)
遺伝子発現研究法.III. In vitro 転写系.学会出版センター,37-57.
堤 賢一 (2000)
遺伝子発現研究法.VII. 転写と複製を連絡する制御系.学会出版センター,109-118.
(c) 学会発表
趙 雲鵬,宮城 聡,黒岩保幸,江尻愼一郎,堤 賢一 (2000)
薬草成分中のアポトーシス誘導活性. 日本農芸化学会2000年度大会,大会講演要旨,158.
斎藤靖史,荒川礼佳,渡辺正夫,高畑義人,堤 賢一 (2000)
ナタネ(Brassica napus L.)花粉で特異的にメチル化されるMyb様遺伝子.
日本育種学会第97回講演会,育種学研究,2,104.
日影孝志,根田美和子,斎藤靖史,堤 賢一 (2000)
エゾリンドウ越冬芽の低温処理による萌芽過程でのDNAメチル化の解析.
日本育種学会第97回講演会,育種学研究,2,214.
王 穎,斎藤靖史,日高 操,堤 賢一 (2000)
イネ葉緑体遺伝子複製開始の二次元電気泳動による解析.
日本育種学会第97回講演会,育種学研究,2,215.
堤 賢一 (2000)
複製と転写を連絡する機構. 日本生化学会東北支部シンポジウム,生化学,73,130.
斎藤靖史,趙 雲鵬,宮城 聡,有賀寛芳,堤 賢一 (2000)
ラットDNA複製開始領域に特異的に結合するタンパク質とOrc1との相互作用.
第15回DNA複製ワークショップ,講演要旨集,52.
斎藤靖史,矢吹共子,宮城 聡,有賀寛芳,堤 賢一 (2000)
アルドラーゼB遺伝子プロモーターに作用する転写因子とOrc1との相互作用.
第23回日本分子生物学会年会,講演要旨集,388.
(d) 講演等
堤 賢一 (2000)
岩手大農学部寒冷バイオ・細胞複製分野の研究. 第1回岩手ゲノムサイエンス研究会,盛岡.
堤 賢一 (2000)
動物細胞遺伝子の複製開始位置決定の機構. 新潟大学医学部,新潟.
(e) 受賞
Y. Saitoh,N. Miyamoto,T. Okada,Y. Gondo,J. Showguchi-Miyata,S. Hadano and
J.-E. Ikeda (2000)
2nd Best Poster Prize, Human Genome Meeting 2000 Poster Competition
(f) その他
宮城 聡 (2000)
分子生物学会に参加して. CRC NEWS 2 (1) : 7.
斎藤靖史 (2000)
斎藤助教授国際学会で"2nd Best Poster Prize"受賞. CRC NEWS 2 (1) : 9.
(a) 著書等
江尻愼一郎 (2000)
遺伝子発現研究法.II. 翻訳系.学会出版センター,15-33.
木藤新一郎 (2000)
遺伝子発現研究法.VI. 植物の環境シグナル応答遺伝子の解析.学会出版センター,95-107.
江尻愼一郎 (2000)
遺伝子発現研究法.X. 翻訳開始および伸長因子の調製法・活性測定法および翻訳制御系の解析.
学会出版センター,161-182.
木藤新一郎 (2000)
遺伝子発現研究法.XII. タンパク質発現系 XII-1 大腸菌.学会出版センター,207-220.
神田勝弘 (2000)
遺伝子発現研究法.XII. タンパク質発現系 XII-3 GFPによる植物細胞内における遺伝子発現産物の検出.学会出版センター,232-245.
木藤新一郎 (2000)
遺伝子発現研究法.XIV. 遺伝子発現研究へのインターネットの利用法.
学会出版センター,279-292.
(b) 学会発表
神田勝弘,小岩弘之,江尻愼一郎 (2000)
有糸分裂期におけるペプチド鎖伸長因子(EF-1α)のタバコ培養細胞(BY-2)細胞内局在性.
日本植物生理学会2000年度年会,講演要旨集,541.
木藤新一郎,山岸紀子,江尻愼一郎 (2000)
春化したオオムギの茎頂分裂組織で特異的に発現誘導される遺伝子の解析.
日本植物生理学会2000年度年会,講演要旨集,541.
神田勝弘,末永佳代子,小岩弘之,河合成直,江尻愼一郎 (2000)
イネ由来ペプチド鎖伸長因子(EF-1γ)の細胞内局在性.
日本農芸化学会2000年度大会,大会講演要旨,178.
山岸紀子,木藤新一郎,江尻愼一郎 (2000)
オオムギの春化過程におけるHistone H1遺伝子の発現変動.
日本育種学会第97回講演会,育種学研究,2,77.
木藤新一郎,佐々木直子,江尻愼一郎 (2000)
オオムギの胚盤で発現する遺伝子の解析. 日本育種学会第97回講演会,育種学研究,2,78.
江尻愼一郎 (2000)
ペプチド鎖伸長因子1の超多機能. 日本生化学会東北支部シンポジウム,生化学,73,131.
江尻愼一郎 (2000)
植物の寒冷応答. 日本農芸化学会東北支部第131回例会シンポジウム,講演要旨,27.
神田勝弘,末永佳代子,小岩弘之,保田 浩,江尻愼一郎 (2000)
植物細胞内におけるアクチンフィラメントとペプチド鎖伸長因子(EF-1)の局在性を探る.
第9回日本バイオイメージング学会学術集会,バイオイメージング,9,148-149.
末永佳代子,神田勝弘,小岩弘之,保田 浩,江尻愼一郎 (2000)
微小管脱重合阻害剤による低温下でのアクチンフィラメントの安定化.
第9回日本バイオイメージング学会学術集会,バイオイメージング,9,150-151.
(c) その他
江尻愼一郎 (2000)
岩手大学農学部附属寒冷バイオシステム研究センターの紹介. 植物の化学調節.35,107-109.
保田 浩 (2000)
自己紹介. CRC NEWS 2 (1) : 5.
江尻愼一郎 (2000)
日本農芸化学会に参加して. CRC NEWS 2 (1) : 8.
木藤新一郎 (2000)
日本育種学会に参加して. CRC NEWS 2 (1) : 8-9.
(a) 著書等
伊藤菊一,堤 賢一 (2000)
遺伝子発現研究法.III. In vitro 転写系.学会出版センター,37-57.
伊藤菊一 (2000)
遺伝子発現研究法.XIII. In vitro 翻訳系 XIII-3 In vitro 翻訳系での翻訳産物の解析.
学会出版センター,264-274.
(b) 学会発表
K. Ito and M. Uemura (2000)
Identification and functional characterization of two isoforms of plant uncoupling protein in skunk cabbage.
New Frontiers in Plant Science and Plant Biotechnology,Programme and Abstracts, p96 (Abstract #SV-P19), Toulouse, France
K. Ito and M. Uemura (2000)
Two novel cold-inducible genes encoding plant uncoupling proteins from the spadix of skunk cabbage (Symplocarpus foetidus). Plant Biology 2000,
Abstract #816,San Diego,USA
K. Ito and M. Uemura (2000)
Characterization of two novel isoforms of Symplocarpus uncoupling proteins in yeast heterologous expression system. Plant Biology 2000,
Abstract #817,San Diego,USA
伊藤菊一,上村松生 (2000)
ザゼンソウのuncoupling proteinの出芽酵母における発現系の構築と機能解析.
日本植物生理学会2000年度年会,Plant Cell Physiol.,41: S141.
伊藤菊一,恩田義彦,河合成直,上村松生 (2000)
ザゼンソウの低温感受部位の検索と発熱関連遺伝子の機能解析.
日本生化学会東北支部第66回例会,生化学,73,131.
鎌田 崇,上村松生 (2000)
コムギの低温馴化過程における糖含量の変動.日本植物学会第64回大会,講演要旨集,P085.
(c) 講演等
伊藤菊一 (2000)
ザゼンソウの発熱プロセスの分子機構.
環境低温生物研究室セミナー,北海道大学低温科学研究所.
上村松生 (2000)
植物はどのようにして凍結ストレスに強くなるのか?.
第61回もりおか生物科学の集い,上田公民館.
伊藤菊一 (2000)
ザゼンソウの特性について. 第2回白馬ざぜん草祭り,長野県白馬村.
伊藤菊一 (2000)
発熱植物のはなし−ザゼンソウの熱産生機構について−.
第63回もりおか生物科学の集い,上田公民館.
伊藤菊一 (2000)
ザゼンソウの発熱制御機構. 東北農業試験場植物生理特別セミナー,東北農業試験場.
河村幸男 (2000)
エンドウ液胞膜H+-ATPaseのEサブユニットアイソフォームとアイソタイプ酵素の存在.
東北農業試験場植物生理特別セミナー,東北農業試験場.
上村松生 (2000)
植物の低温適応と生体膜. 岡山大学資源生物科学シンポジウム,岡山.
(d) 特許
K. Ito (2000)
植物の発熱関連遺伝子と発熱関連タンパク質.(PCT/JP00/03806)
(e) その他
庄司幸子 (2000)
日本植物生理学会2000年度会報告. CRC NEWS 2 (1) : 7-8.
鎌田 崇 (2000)
第2回植物オルガネラワークショップ及び第5回植物生体膜シンポジウムに参加して.
CRC NEWS 2 (1) : 8.
上村松生 (2000)
低温生物工学会参加報告. CRC NEWS 2 (1) : 9.
伊藤菊一 (2000)
ザゼンソウで村おこし! CRC NEWS 2 (1) : 10-11.
恩田義彦 (2000)
初参加!白馬ざぜん草祭り. CRC NEWS 2 (1) : 11-12.
(a) 発表論文
Y. Saitoh,N. Miyamoto,T. Okada,Y. Gondo,J. Showguchi-Miyata,S. Hadano and
J.-E. Ikeda (2000)
The RS447 human megasatellite tandem repetitive sequence encodes a novel deubiquitinating enzyme with a functional promoter. Genomics 67:
291-300.
N. Kotoda,M. Wada,S. Komori,S. Kidou,K. Abe,T. Masuda,J. Soejima (2000) Expression pattern of homologues of floral meristem identity gene LFY and AP1 during flower development in apple. J. Amer. Soc. Hort. Sci. 125: 398-403.
小出章二,西山喜雄,福田裕子,上村松生 (2000)
塩水浸漬した円柱大根の密度予測.日本食品科学工学会誌,47: 439-444.
(In Japanese with English summary).
(b) 学会発表
Y. Saitoh,N. Miyamoto,T. Okada,Y. Gondo,J. Showguchi-Miyata,S. Hadano and
J.-E. Ikeda (2000)
A tandem repetitive sequence RS447 human megasatellite encodes a novel deubiquitinating enzyme with functional promotor. Human Genome Meeting 2000,
Programe and Abstract book, p59 (poster no:219), Vancouver, Canada.
岡田義則,岡田武也,斎藤靖史,秦野伸二,柳沢佳子,宮本なつき,権藤洋一,池田穰衛 (2000)
ヒトメガサテライトDNA RS447とその哺乳動物における相同配列の解析.
第17回染色体ワークショップ,講演要旨集,31.
青木美樹子,宮城 聡,山田浄子,三枝恵子,堤 賢一,板垣 匡 (2000)
フローサイトメトリー法によるCryptosporidium parvumオーシストの検出.
第129回日本獣医学会学術集会,講演要旨集,57.
吉野道子,堤 賢一,島本義也 (2000)
ダイズβ-コングリシニンαサブユニット遺伝子のプロモーターに作用する核タンパク因子の解析. 日本育種学会第97回講演会,育種学研究,2,76.
上家勝芳,野村芳敬,小林 覚,平 秀晴,小林浩明,松澤 洋,山下哲郎,木藤新一郎,
江尻愼一郎 (2000)
カイコペプチド鎖伸長因子EF-1γのクローニングと大腸菌による発現.
第23回日本分子生物学会年会,講演要旨集,532.
小出章二,西山喜雄,福田裕子,上村松生 (2000)
塩水に浸した円柱状大根の体積・質量・密度変化とそのモデル化.
第59回農業機械学会,年次大会講演要旨,pp.287-288.
渋谷和之,小出章二,西山喜雄,上村松生 (2000)
高張浸漬した野菜の細胞活性度に関する基礎的研究.
平成12年度農業機械学会東北支部研究発表会,講演要旨集,pp.20-21.
第2回CRCシンポジウム −センターにおける研究内容−
日時:平成12年7月27日(木)午後1時から
場所:岩手大学農学部1号館2階会議室
主催:岩手大学農学部附属寒冷バイオシステム研究センター
当日は、学内外から40名を越える参加者があり、各研究分野(細胞複製、寒冷シグナル応答、生体機能開発)で行われている研究内容についての発表とそれに対する質疑
応答が行われた。各分野の発表には客員教授との共同研究の内容も含まれ、各分野の活発な研究活動の一端が示された。発表題名と発表者は以下の通りであった(講演要旨
は http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/~icg-1/Symposium/Sympo-2/abst-2.html でも公開)。
終了後、参加者にセンター運営委員会からアンケートをお願いした。このアンケートは昨年のセンターからのアンケートに引き続き行なわれたものであるが、今回は質問
内容を広げ、センターの研究内容全体に踏み込んだ内容とした。アンケート結果は「−現状評価と今後の研究教育活動へのフィードバックに向けて−」として、センター運
営委員会より学部内教員へ配布した。また、CRC News, Vol.2, No.2へも、載録し県内研究機関へも配布した(CRC News, Vol.2, No.2は
http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/~icg-1/Prints/News/V2N2/crcnews22-1.html で公開中)。
−発表題名および発表者−
細胞複製研究分野
堤 賢一(センター教授)
「研究の概要」
日影 孝志(センター客員教授・岩手県安代町花き開発センター副所長)
「リンドウの越冬芽形成のメカニズムに関する研究」
斎藤 靖史(センター助教授)
「ネズミとイネの細胞複製の始まりの機構」
寒冷シグナル応答研究分野
江尻 愼一郎(センター教授)
「研究の概要」
木藤 新一郎(センター助教授)
「オオムギ胚盤で発芽時に特異的に発現誘導される23kDaタンパク質の機能解析」
山村 三郎(センター客員教授・岩手生物工学研究センター部長)
「遺伝子組換えによる花色変異の可能性」
生体機能開発研究分野
上村 松生(センター教授)
「研究の概要」
伊藤 菊一(センター助教授)
「ザゼンソウの発熱機構」
猿山 晴夫(センター客員教授・北海道グリーンバイオ研究所部長)
「活性酸素除去系酵素とイネの冷温傷害」
(寒冷バイオ・客員教授セミナー)
10月18日 植物ゲノムサイエンスの基礎と応用その1
10月25日 植物ゲノムサイエンスの基礎と応用その2
11月1日 植物ゲノムサイエンスの基礎と応用その3
11月8日 植物ゲノムサイエンスの基礎と応用その4
Kahl, G. フランクフルト大学教授(寒冷バイオシステム研究センター客員教授)
(CRCセミナー)
第7回 2月10日 マウスモデルを利用した新規がん抑制遺伝子のクローニング
木南 凌 新潟大学医学部生化学第1講座教授
第8回 5月10日 ニンジン体細胞胚形成の初期段階で発現する遺伝子の単離・同定
保田 浩 寒冷シグナル応答研究分野
液胞膜H+-ATPaseのE-Subunit Isoformの組織特異性
河村幸男 生体機能開発研究分野
第9回 5月26日 Desiccation tolerance of seeds and protoplasts
Koster, K. L. Department of Biology, University of South Dakota, U.S.A.
第10回 9月27日 遺伝子組換え作物 〜耐病性から機能性へ〜
安西弘行 茨城大学遺伝子実験施設助教授
成分の改変によるコメの食味と保存性の改良
鈴木保宏 農林水産省農業研究センター作物生理品質部主任研究員
第11回 10月19日 高等植物の高温ストレス耐性機構について
猿山晴夫 北海道グリーンバイオ研究所遺伝子操作部長
(寒冷バイオシステム研究センター客員教授)
第12回 11月16日 活性化Tリンパ球投与法によるウィルス感染症治療と移植医療への応用
清水則夫 東京医科歯科大学難治疾患研究所ウイルス感染学分野助教授
第13回 11月20日 Markers, maps and resistance genes in the legume chickpea (Cicer arietinum L.)
Kahl, G. フランクフルト大学教授(寒冷バイオシステム研究センター客員教授)
第14回 12月 6日 高等植物における紫外線への防御機構−DNA損傷と修復−
秦 恵 京都大学エネルギー理工学研究所研究員