岩手県は全国有数の雑穀王国であるが、中山間地 で生産されるこれらの雑穀の収穫には、多大な労力を要している。また、 このような地域では農業就業人口の老齢化が著しく、効率的な収穫機械の 開発が望まれている。地方大学の使命の一つとして、研究成果の地場産業へ の還元、または産学官の連携事業の一環として、草丈の高い雑穀機開発を 行っている。
研究の背景と目的 雑穀は近年の健康ブームや食アレルギー
の代替として需要が高まっている作物である。 雑穀の一つであるタカキビは、栽培方法は比較的簡単であるが、穂が高い 位置につくので収穫に手間がかかる。 既存の収穫用機械(汎用コンバイン)による機械収穫試験を実施して、 改良点等を探り実用化を目指す。 |