授 業 科 目 対象学生(専修名及び年次) 講座等(必修・選択別、単位数) 担当教官(所属、所在)
森林風致計画論
(前期開講)
森林生産学専修4年次 森林環境管理学(選択、2単位) 比屋根 哲(農林生産学科)
(2号棟4階)
授業の目標
 森林風致計画に関する従来の研究成果について広
く紹介し、森林風致計画分野の研究内容および各種
研究手法の検討を通じて、森林風致計画の意義を理
解し、今後のあるべき風致計画のあり方を自ら創造
し得る能力を養成することを目標としている。  

授業の概要
森林風致計画論の講義は、その学問状況も考えて 
確立された理論、手法としての風致計画の内容を伝
えるのではなく、従来の研究の過程でイメージされ
つつある森林風致の概念を基礎にして、できるだけ
多くの研究事例を解題、紹介することを重点に実施
する。したがって、通常の講義形態よりもゼミナー
ル形式や演習的内容を盛り込んだ屋外での講義を重
視する。                   
授業計画
第1回 森林風致の概念と周辺の学問分野     

第2回 都市と人間環境−自然を求める人間の行動等

第3回 森林景観の構造(遠景、中景、近景等)  

第4回 森林風致調査論(その1)        
   ヒトの意識を捉える(アンケート調査法等)

第5回 森林風致調査論(その2)        
        ヒトの意識する森林空間を捉える

第6回 森林の風致的取扱い(その1)      
             従来の風致施業の理念

第7回 森林の風致的取扱い(その2)      
        国有林、地方自治体等の施業事例

第8回〜12回 様々な研究事例の紹介と討論    



注1)講義は順序、回数を合併・変更することがある。
また上記のメニュー以外にも、研究の進展状況に  
応じて新たな講義時間を設定することがある。   
テキスト、教材
参考書
固定したテキストは使用しないが、参考書として”森林風致計画学”(伊藤精晤編著、文
永堂出版)、”アンケート調査の方法”(辻 新六 他著、朝倉書店)、”森を測る50の   
方法(日本林業技術協会編、東京書籍)等を使用する。いずれも図書館に所蔵。      
授業の形式 履修人数により形式は異なるが、OHPやスライド等を活用した通常の講義形式以外に、
テキストや参考書を利用したゼミナール形式を多用する。また、数回の屋外演習的な講義
も実施して、研究手法等の理解を促進する方法をとる。               
成績評価の方法 原則としてペーパーテストは実施せず、講義への出席状況、ゼミナール形式の講義での
報告内容や討論への参加状況、レポートの内容等を総合して評価を行う。      
履修にあたっての
留意点
 履修にあたっては、森林計測学森林経営計画学Iおよび森林経営計画学IIを履修してい
ることが望ましい。                              
なお、ゼミ形式の講義では、事前に学習して報告の準備をする必要がある。     
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