旧課程:農村環境デザイン学コースの卒業生・在校生の声をご紹介します。
青森県庁(2015年度卒業) 佐々木 祥 さん (インタビュー:学部在学時) |
農業土木の知識・技術を磨き将来は計画や事業の実施に生かす 高校時代には特にやりたいことを絞っていなかったため、入学した後で3つのコースの中から徐々に自分の専門を決めていくことのできる共生環境課程に魅力を感じました。私の所属する農村環境デザイン学コースでは、農業土木をメインに学んでいきます。 内容は構造力学や水理学など。実験や実習も充実しており、農業土木技術者として必要な知識と技術を基礎から習得することが可能です。今後私は水循環研究室で、洪水や氾濫など水に関する知識を深めたいと考えています。将来的には公務員となり、農業土木が環境に与える影響についても考慮しながら計画や事業を実施していきたいです。 |
岩手県庁(2012年度卒業) 小岩 ちえみ さん (インタビュー:就職後) |
大学で学んだことは現場で活用できる知識ばかりでした 学生時代は農村環境デザイン学コースの河川かんがい工学研究室で河川について学びました。卒論は、農業用水の確保のために川をせき止める「頭首工」がテーマで、実験室に小型の水路を再現して「頭首工」を作り何度も実験を行いました。研究室では、仲間の研究について一緒に考えたり、自分の研究についても助けてもらったりして、卒論を通して協調性も身に付いたと思います。 社会人1年目は農村環境課という課で仕事をしました。農業用水路の改修工事の積算をし、工事の発注・業者との打ち合わせ・現場監督が主な業務です。災害が起きた水路の安全性を計算することがあったのですが、学生時代に学んだ式を思い出して数値を導き出すことができました。大学で学んだ知識はすごく役に立つということを実感しました。大学で学んだことをもっと深く勉強し、資格にも挑戦して専門性を高めていきたいです。学生のときは、大変なことを楽しみに変えてやってきたので、仕事でも大変なことから楽しさを見つけて頑張っていきたいと思っています。 |
岩手県庁(2015年度修了) 村上 千映 さん (インタビュー:大学院在学時) |
知りたいから始まる未知への挑戦 農村環境と聞いても全くイメージが掴めなかった私。漠然と自然環境に興味を持って入学しました。コース配属時に、生態系との調和や環境保全といった広い分野での知識を得られる科目設定に惹かれ当コースを選択しました。配属後には農業生産と自然環境との調和、農業生産環境の修復と自然の再生といった技術的な解決法を学ぶことができました。 研究室では農業を取り巻く水環境に着目しその水質の改善や水循環の駆動を研究しています。毎回実験や観測を行う度に 私たちの生活基盤の一つである農業生産を背景に広く学び、自分の可能性を広げてみませんか? |
農林水産省総合職(2013年度卒業) 中津留 光紀 さん (インタビュー:学部在学時) |
私が本気になれるものが、ここにはありました コース最大の魅力は、体系立てられたカリキュラムにあります。土や水の動きに関係する科目をはじめとするハード面から、広範囲な農村振興のためのソフト面まで、「農業農村」を総合的に学び、技術者としての基礎を習得することができます。これは国家公務員や地方公務員、建設・運輸業などの民間企業就職への「就職の強さ」に直結するものです。 私は卒業研究で、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市旧市街地における洪水・氾濫の地盤沈下に由来する脆弱性について取り組んでいます。地域に密着した研究を通して貢献できることも、このコースの大きな魅力の一つです。 これから真価が問われる日本の「農業」と「食」。これらを直接的に支える生産基盤の創出・整備にかかわることは、私を十分に触発するものでした。 グローバルな視野に立って「農業」と「食」を支えるこの分野に皆さんも一歩、踏み出してみませんか。 |
宮城県庁(2014年度卒業) 菅原 立 さん (インタビュー:学部在学時) |
理解しやすい講義と豊富な実習がこのコースの魅力! 農村が非常に身近な環境であったこと、震災後に農地再生の需要があり技術者が必要とされていることから、農村整備について学ぶことができ、公務員に進む人の多い農村環境デザイン学コースを選びました。力学系の科目など内容が難しいものは、学生の目線に立って教えてくれますし、実習を通じて技術をしっかり学ぶことができます。理解しやすい講義と測量実習などの豊富な実習はこのコースの大きな魅力だと感じています。これまでの講義で興味を持ったのは水資源論。出身地宮城県を流れる北上川や米どころ・新潟県を流れる信濃川について、水害予防や穀倉地帯づくりを目的とした先人たちの取り組みを知ることができ、とても興味深かったです。 |
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農学部1号館