3年生26名を対象に,豊沢川土地改良区見学会を行いました。本見学会は岩手県農林水産部の職員さんにコーディネートいただき,豊沢ダム→新田堰頭首工→大分水工(車中から)→宮野目揚水機場と,花巻市および北上市の水田約4,000haに農業用水を供給する仕組みを上流から順に追って見学しました。普段講義で学んだ知識を実物に触れることでより強固なものとします。
日時:2014年6月19日(木) 12:30〜17:00
場所:豊沢土地改良区における水利施設
講義名:水理学実験演習,材料実験
豊沢ダム
堤高59.1mの重力式コンクリートダムです。管理施設で詳細なお話を伺った後に,堤体および監査廊の見学を行いました。監査廊の中は年間を通して8℃と涼しいですが,急な階段は管理の大変さを体感しました。
新田堰頭首工
新田堰頭首工は豊沢ダムから放流された水を取水し,花巻市および北上市,石鳥谷町の農地に灌漑する施設です.洪水吐はゴム堰で出来ており,ここでは管理を行っている土地改良区の職員さんに管理方法などの詳細なお話を伺いました。
宮野目揚水機場
宮野目揚水機場では豊沢川用水では不足する周辺農地の灌漑用水を北上川から揚水し供給します。運用に必要な電力はソーラーパネルにより確保しています。ここでは非常に緻密な水管理の手法についてご説明いただきました。