環境修復学の履修者35名を対象に,旧松尾鉱山新中和処理施設見学会を行いました。旧松尾鉱山跡地より流れ出るpH2程度の強酸性で鉄分や砒素を多く含む坑廃水を,昼夜・季節を問わず,毎分約18tの中和処理を行っています。中和施設としては国内でも最大規模です。旧松尾鉱山新中和処理施設の運営は
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が行っており,見学会では所長より開設の経緯から運営,管理方法まで詳細なご説明をいただきました。
日時:2014年10月16日(水) 14:00〜16:30
場所:旧松尾鉱山新中和処理施設
講義名:環境修復学
旧松尾鉱山新中和処理施設の詳細は
こちらよりご覧いただけます。
施設全景
施設の全景を見渡しながら,鉱山跡なども見学しました。
恒久排水路トンネル
毎分18tの坑廃水が絶えず流れ出ています。災害時における対応など絶えず稼働し続けるための対策を説明いただきました。
中和処理施設
坑廃水を中和するためのフローを順を追って見学しました。
貯泥ダム
中和処理により発生した中和殿物を堆積するための施設。現場の土石を利用した傾斜コア型フィルタイプダムです。