平成26年度岩手大学公開講座
第19回農学部4課程「農学生命」「応用生物化学」「共生環境」「動物科学」の実験講座が開かれました。
共生環境課程からは農村環境デザイン学コースの武藤由子,濱上邦彦教員2名が開講しました。
日時:2014年7月5日(土) 13:00〜17:00
場所:岩手大学総合教育研究棟(生命系)1階7番講義室
【講座内容】日本における水利用状況を理解し,農業農村を支える農業用水の大切さを学びます。河川の特性を理解することが水利施設の維持・管理に非常に重要であるを理解するために,水理実験によって河川で起こっている現象(砂礫堆形成)を小規模水路にて再現しました。また水利施設で起こる問題として,頭首工の堆砂問題を取り上げ,その対策として行われる堆砂フラッシュを実験水路によって再現しました。
【講座内容】普段は目にすることがない土の中の世界。でも、土中での生物活動や化学変化、物質の移動現象は、どれも私達が生活する環境の形成と深く関わっています。本講座では、土中の物質移動の例として、作物の生育と関係が深いアンモニア態窒素(陽イオン)と硝酸態窒素(陰イオン)の水の流れにともなう移動の様子を調べる実験を行いました。その結果を踏まえ、物質による動き方の違いが植物の生育にどのような影響を与えるかを考えました。