岩手大学農学部附属動物病院での、動物看護師のお仕事を紹介します。
動物看護師の主な業務内容
診療(環境準備、材料準備、バイタルチェック、保定、MRI・放射線撮影補助 等) |
各種検査(血液検査、尿検査、貯留液検査、外注検査依頼 等) |
手術(オペ室準備、外回り、器械出し、麻酔記録、洗浄、滅菌 等) |
入院看護(環境管理、給餌、バイタルチェック、シャンプー 等) |
処方(調剤補助 等) |
各種処置・検査の片づけ(器具の洗浄、片付け、消毒、補充 等) |
麻酔管理補助(記録、モニタリング 等) |
薬品の発注と在庫管理(残量・期限チェック、発注、補充、在庫監査 等) |
診療材料や消耗品の発注と在庫管理(残量・期限チェック、発注、補充 等) |
ペットフードの在庫管理、発注(サンプルフードの整頓 等) |
検査・診療機器の管理(定期メンテナンス、備品補充、発注 等) |
環境管理(病院内の清掃、消毒、洗濯、各フィルター掃除、リネン類在庫管理 等) |
医療感染ごみの管理(分別周知、回収、容器管理 等) |
獣医学部学生への指導補助、実習補助 |
その他(院外の環境整備、剖検補助、動物愛護イベントへの参加活動補助、院外診療補助、学内行事への参加 等) |
動物看護師の業務の様子
動物看護師の声 (一問一答)
岩手大学動物病院で働きたいと思った理由は?
- 考え方や専門分野の異なる多くの先生方と一緒に働けるという環境や検査、処置等に複数のスタッフが集まり行うチーム医療という現場に魅力を感じ、私もその様な現場でチームの即戦力になりたいと思ったからです。
- 岩手大学は二次診療であり動物一頭、一頭、じっくり向き合い、オーナー様からお話をゆっくり伺うことができます。CT、MRIなどの機材も充実しており、様々な分野の獣医師がいるのは大学病院ならではだと思ったからです。
岩手大学動物病院に入ったきっかけを教えてください。
- マザーズハローワークを通して学内に保育園があることを知り、幼い子供がいる私でも働きやすそうだと興味を持ちました。
実際に院長や皆さんとお話ししてみて、子供に対する様々な配慮を強く感じたことが1番の理由です。 - 他業種である程度働いてから専門学校に入りなおしたため、この業界への就職は難しい状況でした。そんな時、専門学校の先生の勧めで、学校に席を置きながら病院で実習生として受け入れて頂き、そのまま卒業と同時に非常勤になったのがきっかけです。
実際に働いてみて、気づいた岩手大学動物病院の特徴は?
- 多くのスタッフがいることで、分からないことがあればすぐに聞ける環境にあること。先生、学生、看護師、皆さんが優しく壁がないこと。
診療をスムーズに進めるために先生、学生、看護師の連携があること。 - 医療体制が整っていると感じます。皆がそれぞれの専門分野を生かして、一丸となり診療に臨んでいるという印象です。
看護師としても、診療を補助するにあたって求められていることが明確なため、課題も見つけやすいという点でとても勉強になります。
良い診療に繋げるためにとても良い環境だと感じています。
岩手大学動物病院での仕事のやりがいは、どのようなときに感じますか?
- 大好きな動物と関われることです。毎日動物達に癒されてます。もうひとつは専門知識など覚えてスキルアップしていくことです。
- 大変な手術の外回りで手術が円滑に進むよう手助けしハプニングなく手術を終えられて、その患者が順調に回復し退院していくのを見ると動物看護師をしていて良かったと思いました。
印象に残ったエピソード
- 学生さんとの交流です。なかなか先生に聞けないことなど学生さんに聞いたりしています。
にぎやかでとても楽しいです。 - 寄付して頂いた診療車で保護猫の健康診断に行った際に様々な猫達を扱って終生飼育の重要性が身に染みました。
今後は、どんな看護師を目指したいですか?
- その子その子に合った看護をし、しっかりと向き合い、迅速に対応できる看護師を目指したい。また、多くの疾病について学び、知識を増やしたい。
- 獣医師への的確なサポートや処置・検査の準備をスムーズに行うための専門的な技術や知識を身につけると同時にそれぞれの行動一つ一つに意味があると理解した上で、周りの人に配慮したサポートやプラスαの行動が出来るような看護師になりたいです。