復刊予告号
September, 1998

冬虫夏虫とは?
 1994年に創刊した当教室の教室報だが、定期的な発行には至らず休刊状態にあったが、ホームページの開設にあたり、めでたくオンライン復刊されることとなった。
 ちなみにタイトルの由来は、漢方薬や健康食品として珍重される「冬虫夏草」をもじったもの。1年中虫卵、虫体と戯れる当教室のイメージをズバリと表現しており、なかなかに愛着のもてるタイトルである。
【寄生虫学会北日本支部会せまる!】

 来たる10月23日金曜日、仙台市にて寄生虫学会北日本支部会が開催されます。当教室からは5題の演題が予定されており、教室員は授業や他の仕事の合間をぬって、学会発表のためのデータの整理や原稿、スライド作りに忙しい毎日を送っています・・・よね?

【国際寄生虫学会 in MAKUHARI】

  4年に一度の国際寄生虫学会がよりによって日本で開催されました。(せっかく海外に行けるチャンスかもしれなかったのに・・・)それはともかく、幕張メッセおよび幕張プリンスホテルを会場にしての大変盛況な学会でした。また、目黒寄生虫館の出店(寄生虫柄のTシャツを販売していました)も、なかなかの人だかりでした。Tシャツといえば、国際学会でお見かけする外国の研究者は、かなり高名な偉い先生でもTシャツや派手なプリントシャツなんかをお召しになってたりして、ときどきビックリさせられます・・・

【坂本先生の御近況】

 JICAの専門家として昨年12月よりタイ国に派遣されている坂本先生を訪ねました。坂本先生は現在バンコクにお住まいで、現地の獣医師や技師に対して寄生虫病の検査や診断の技術指導等を行っておられるとのことでした。タイでは家畜の寄生虫による疾病はまだまだ大きな問題であることが実感されます。
 また、バンコク市内でも沢山見かける野良犬は、そのほとんどが重い皮膚病にかかっており、外部寄生虫のサンプルをとってみたいと先生にご相談したところ、「市内の野良犬でも30%が狂犬病陽性といわれており非常に危険だからやめた方が良い」とのお返事でした。う〜む残念。
 それにしてもタイ料理も美味しかったなぁ。
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(MIKIKO AOKI)


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岩手大学 農学部 獣医学科