• 北水会報第143号 岩手大学農学部創立120周年・北水会発足100周年記念特集号発行
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*北水会報第143号発行!! 
(岩手大学農学部創立120周年・
北水会発足100周年記念特集号)
 

 
  遅れに遅れましたが、昨年末やっと標記会報を発行しました。
 北水会発足100周年を迎えた令和年に発行予定でしたが、
新型コロナウィルス感染症の拡大に
より記念式典・講演会・
祝賀会を2年延期したため、発行も遅れてしまいました。
 その分、約300ページの中味は充実し、読みごたえのある会
報になりました。

 会員の皆様からは、『歴史の重さを再認識した』『超大作、
永久保存版、とても感動した』等、多くの感想が寄せられて
います。
 まだ残部がありますので、ご希望の方は北水会までご連絡
ください。



  
 
(表紙のデザインについて) 
宮澤賢治の作品に登場するさまざまな石たち。関豊太郎教授
が収集したそれらの石たちは岩手大学農学部附属農業教育資
料館(旧盛岡高等農林学校本館)に展示されています。賢治
は盛岡高農在学中、それらを手に取り観察、また採取した岩
石鑑定のため薄片標本を作製しました。その岩石薄片標本を
偏光顕微鏡で覘くと、今でも万華鏡のような美しい世界が展
開します。表表紙のデザインは、賢治作製の岩石薄片標本の
偏光顕微鏡写真と裏表紙の宝石写真をデフォルメ化したもの
です。
        (岩手大学農学部名誉教授 若尾紀夫記)
  
目次
 



発刊に寄せて 北水会 武田純一会長(M昭52・院54)



【裏表紙】


    
 

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*岩手大学農学部北水会発足100周年
 記念式典・講演会・祝賀会を挙行!
 
 
岩手大学農学部創立120周年記念行事と
 合同で。

 令和4年7月1日(金)、ホテルメトロポリタン盛岡ニュ
ーウイングにおいて、100周年記念事業のメインイベントであ
る標記式典等を開催しました。
本来であれば、100周年を迎え
た令和
年に開催予定でしたが、新型コロナウィルス感染症
の拡大に伴い
年延期し、結果、農学部創立120周年記念行事
と合同
での開催となりました。 当日は、記念式典・講演会に
約300名の参加があり、厳粛なうちにも盛大に100周年・
120周年という節目を祝いました。





記念式典と講演会は、及川らんさん(森林科学科年)の司会で
進められました。冒頭、農学部出身の大先輩・宮澤賢治の「農民
芸術概論網要」の序論から
、『世界がぜんたいが幸福にならない
うちは個人の幸福はあり得ない』を引用し、「賢治先生の思いを
かみしめながら、これまで岩手大学農学部並びに北水会の発展に
ご尽力頂き、ご逝去された方々などを偲び」として黙祷をささげ
ました。
伊藤菊一農学部長と武田純一北水会会長の式辞に続いて
、来賓を代表して塩田剛志文部科学省高等教育専門教育課長(

読:菊池継亮同課企画係長)、達増拓也岩手県知事、小川智岩手
大学長から祝辞が寄せられました。
 その
後、北水会発足100周年記念功労者表彰が行われ、長年北水
会の活動に寄与された特別功労賞
名を含む40名に対して功労賞
が贈られました。
受賞者を代表して特別功労賞の若尾紀夫岩手大
学名誉教授
に、武田北水会長から賞状と
記念品(「賢治のブナノ
キ」の
時計とコースター)が贈られました。

  
記念講演会では、「学生時代から現在の生業に結び付いた糸口
、今考えること、そして
100年先の未来へのメッセージ」をテーマ
に同学部OB・OG
の藤田智さん(恵泉女学園大学副学長)、堀米
薫さん(農家兼
児童文学作家)、佐藤康毅さん(()やまろく商店
代表取締役)の
名が、学生時代から今日に至るまでの経歴・経験
談や、大学での学びがその後の人生にいかに影響を与えたかなど
について講演しました。
 その後の
鼎談は、地元テレビ局(IBC岩手放送)の人気アナウンサー大塚富夫氏の司会により進められ、大塚さんの巧みな話術によって引き出される各講師の母校や宮澤賢治に対する思いに、会場の参加者は顔を見合わせながら幾度もうなずきあい、笑いあいの和やかな雰囲気の時間を過ごしましました。
 講演会の結びには、岩手大学合唱団がビデオ出演しました。「復興祈念ミニコンサート」として、東日本大震災や世界各地で頻発する災害・戦禍の犠牲者への思いを込め、「花は咲く」「星めぐりの歌」「岩手大学学生歌」をのびやかに歌い上げる合唱団の歌声に、目頭を押さえるOBの姿があちらこちらにあり、感動の中、式典・講演会を閉じました。
 祝賀会は、岩手大学さんさ踊り実行委員会による「盛岡さんさ踊り」で賑やかに開幕しました。農業生産環境工学科平成15年卒業の田村大輔さん(盛岡市役所勤務)の司会で進められ、乾杯後はソーシャルディスタンスに配慮しつつも和やかな雰囲気でいっぱいの祝賀会となりました。
 ご参加頂いた皆様には、終始コロナ対策にご協力いただき誠にありがとうございました。
      
      
 
   
  
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「農学部みらい基金(北水会基金)」への寄附の
 お願い!


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農学部と北水会では、農学部等の学生の修学支
  援・課外活動支援、教員の
研究支援、施設等の
  整備・充実などに向け、岩手大学全体のイーハ
  トーブ基金内に「農学部みらい基金(北水会
  基金)」
を設置し、皆様からのご寄附をお願い
  しております。
  ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします!

   寄附の申込・払込には、郵便振替、銀行振込クレ
ジットカード決済などの方法があります。詳しく
岩手大学イーハトーブ基金ホームページ、ま
たは、北水会ホームページをご覧ください。

   寄附目的欄には、特定基金」の「その他の事
農学部みらい基金(北水会基金)に“
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と明記ください!

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法人税及び個人住民税)の優遇措置
が受けられ
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*・詳細は、岩手大学イーハトーブ基金ホームページをご覧願います。
  岩手大学イーハートーブ基金ホームページはこちらから
https://www.iwate-u.ac.jp/ihatovkikin/business-contents.html
(なお、ご不明な点がございましたらお気軽に北水会事務局へメール
また電話等にてお問合せください。)

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 🌸🌸🌸お知らせ🌸🌸🌸

                       

事務局だより 令和5年6月30日

*睡蓮満開で千客万来、
   北水の池も大忙し!!


 
毎年、ピンクと白の美しい花を咲かせてくれる北水
の池の『睡蓮(スイレン)』が今年も見頃を迎えていま
す。
 6月某日、盛岡市立桜城小学校の1,2年110名が生活
科の授業『生き物と仲良し』で課外授業に来てくれまし
た。
「先生、ザリガニつかめた」「なにかいる!!」と大賑わ
い。本当の生きた授業に興味深々の子どもたちでした。





  近くの保育園の園児も加わりさらに大賑わい




*『ラジオカー684』の取材を受けました
  
 

  IBC岩手放送ラジオの番組、『朝からRADIO』の放送内で、『ラジオ
 カー684』 が岩手大学農学部附属農業教育資料館を訪れました。
 北水会 武田純一会長が取材に応じ、須川長之助と岩手大学につい
 て、さらには宮澤賢治や農業教育資料館の魅力を伝えました。その
 模様は、岩手県内に生放送されました。
 
 

岩手県内でおなじみの赤坂菜生さん(左)、伊達春香さん(右)と武田
北水会長


 令和4年度(第17回)北水会長賞授賞式挙行! 

 
令和5年3月22日、北水会長賞授賞式を挙行しました。
 北水会長賞は、岩手大学農学部の各学科・コースの卒業論文の中で
最も優秀な論文に贈られる名誉ある賞で、平成18年度に制定され今年
度で17回目となります。(詳しくは下記をご覧ください)
 8名の受賞者に、北水会武田純一会長から表彰状と記念の盾(岩手大
学名誉教授・岩手県立美術館長 藁谷 収先生制作)が贈られました

学科・コース 受賞者名      卒業論文題目 指導教員
植物生命科
学科
澤井
万結
局所施肥に対するイネの根系誘導の遺伝的多様性 松波
麻耶
応用生物化学科 山本
波知
膜タンパク質複合体における糖脂質MPIaseの役割 西山
賢一
森林科学科 橋本
卓拓
スギ人工林における平均枝下高の違いが下層植生形成に及ぼす影響 國﨑
貴嗣
食料生産環境学科・
 農村地域デザイン学コース
森田
菜々子
山岳性自然公園の協働型管理に関する現場の取り組みと課題
-大雪山国立公園・高原温泉ヒグマ情報センターを事例に-
原科
幸爾
食料生産環境学科・
 食産業システム学コース
進藤
魁人
ディープラーニングに基づくコマツナ画像を用いた葉面積の推定
-エッジコンピューティングのためのモデル軽量化の試み-
庄野
浩資
食料生産環境学科・
 水産システム学コース
三橋
瑳絵
北朝鮮のミサイル落下地点で操業している漁船活動の可視化 石村
学志
動物科学科 内橋
春香
ブタ胚におけるアクアポリンの発現動態と胞胚腔形成におよぼす影響 澤井
 健
共同獣医学科 北島
ちひろ
肝蛭のin vitro培養系確立への挑戦
―幼虫はin vitroでどこまで成長するか?―

まどか








 記念の盾(岩手大学名誉教授        北水会長賞
            藁谷 収先生制作)         表彰状フォルダー

*北水会長賞とは

 大正4(1915)年、宮澤賢治は盛岡高等農林学校農
学科第二部(農芸化学科)に首席で入学すると、恩
豊太郎教授から、当時最新の学問分野であった膠
質化学を学び、「腐植質中の無機成分の植物に対す
る価値」というテーマの得業論文(現在の卒業論文)
にまとめました。
 賢治の論文は、学術上の新しい提案があり、また国
内外の研究成果についてもよく考察されていて大変格
調が高く、優れたものであると評価され、しかもその
後の賢治の世界観構築に深く関与したとも考えられて
います。
 北水会では、偉大な先輩・宮澤賢治の得業論文の精
神を尊重し、これを顕彰しつつ次代につないでいくた
め、岩手大学農学部の卒業研究を対象とした北水会
長賞
を平成18年に制定しました。以降17回に亘り、
計141名の優秀な卒業論文作成者に北水会長賞」を
贈呈しています。


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2022.7.1
~記念式典・講演会・祝賀会 写真帳~

*記念式典

北水会 武田純一会長(農業機械学科 昭和52年・院54)の式辞


北水会発足100周年記念功労者表彰


受賞者を代表して特別功労賞として、若尾紀夫岩手大
学名誉教授(農芸化学科 昭39・院42)に賞状と記念品
が贈られました。





司会の及川らんさん(森林科学科3年)。フレッシュさとソ
フトな語り口の司会に、会場からは大きな拍手が送られていま
した。




記念講演会・鼎談

・講師の先生方

左から 藤田智さん(農学科 昭56・院58・博平10単位取得退学・恵泉女学園大学副学長)、堀米薫さん(畜産学科 昭57・院5・農家兼児童文学作家)、佐藤康毅さん(農芸化学科 昭62・院元・(有)やまろく商店代表取締役)


IBC岩手放送の人気アナウンサー・大塚富夫さん。軽妙な
語り口で、会場内を沸かせました。




当日は約300名の皆様に参加いただきました。
新型コロナウイルスが落ち着きを見せる中、開催できたこと
は、2年間待ち焦がれていたOB・OGの思いが通じたから
でしょう。



*記念祝賀会


元気いっぱい!
さんさ踊り団体として最優秀賞を受賞するほどの実力を有する
「岩手大学さんさ踊り実行委員会」の華麗な演舞で開幕




岩手大学農学部長 伊藤菊一教授(農芸化学科 昭61・院63)
による主催者代表挨拶



祝賀会の司会進行は田村大輔さん(農業生産環境工学科 平15・盛岡市役
所)。若さの中にも落ち着きのある司会ぶりでした。

 

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~盛岡高等農林学校と宮澤賢治
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 当会常任理事の若尾紀夫岩手大学名誉教授が、平成
18(2006)年から15年間、年2回発行の「北水会
報」に掲載した内容を再編集し、さらに同級生の6名の賢治に寄せる思いを追録したものです。
 賢治と同じ農芸化学科の先輩・後輩という絆の相乗効果も
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な分析、執筆の継続性が発揮された、賢治研究家のみなら
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