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岩手大学農学部Faculty of Agriculture, Iwate University
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植物育種研究室

研究室ホームページ
 ナタネのようなアブラナ科植物・ダイズ・イネ・リンドウなどを研究材料に、組織培養、遺伝子導入、分子生物学のテクニックを駆使して、有用な新しい植物を創るための研究を行っています。

教授:高畑 義人(たかはた よしひと)

研究内容

植物の育種に関する理論と技術の基礎から応用まで研究しています。

担当科目

植物育種学、遺伝学概論

メール:ytakahata(at)iwate-u.ac.jp

教員研究室の所在

均一性と多様性 

 植物育種学は、品種改良に関する学問です。今まで人類は植物を改良し様々な品種を作ってきました。個々の品種はそれぞれ遺伝的に均一で優秀性を備えたものです。一方、優秀な品種を作成するためには、遺伝的に多様性をもっている様々な素材が必要になります。均一化した集団からは何も新しいものは生まれず、多様性のある集団から新しいものが生まれてくるのです。私たちは、均一性を作り出す技術開発と多様性の機構について研究しています。
(1)均一性を作る技術 −雌雄生殖器官からの植物体再生と機構解析−
 植物は様々な組織の細胞から植物体を再生させる分化全能性を持っています。雄の生殖器官である花粉(小胞子)や雌の生殖器官である胚珠からの植物体再生は、半数体を作出する技術として育種および遺伝学の場で利用されています。すなわち、半数体を倍加することで遺伝的に均一なホモ系統を短期間で作出することができます。私たちはナタネ、白菜、大根などのアブラナ科植物について花粉から植物体を再生させる花粉培養系を確立し、育種への利用を図ってきました。また、花粉からの再生機構について電子顕微鏡を用いた組織学的解析、ダイアレル分析による遺伝要因の解明、関与する遺伝子の単離と遺伝子の機能解析等を行っています。一方、岩手県が日本一の出荷を誇るリンドウについては葯培養や未受粉胚珠培養技術を開発し、雌雄両生殖器官から半数体を作出することに成功し、育種の効率化に貢献しています。
(2)多様性の解析 −栽培植物の分化と類縁関係−
 野生の植物からどのようにして栽培植物になったのだろう? 植物分類では同じ種に属するのに多様な栽培植物(例えば、カブと白菜と水菜は同じ種)が作られているのはどうしてだろう? このような疑問を解明するため、ダイズ、アブラナ科作物等の作物について世界中から多くの材料を収集し、遺伝的多様性、類縁関係、栽培化の道筋等について、形態、種子タンパク質及びDNAレベルで解析しています。


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