寒冷フィールドサイエンス教育研究センターは、農学部の附属農場と附属演習林を統合して平成14年4月に発足した新しい農学部附属施設です。
　本センターは、フィールドサイエンスの寒冷地における総合的、実践的な教育研究及び地域貢献を行うことを目的として設立されました。このため、ほぼ1世紀にわたって整備してきた寒冷地における森林から耕地に至る特色のあるフィールドを活用して、新たな農学観に立脚する高度専門技術者の養成を行い、応用的・実践的研究や公開講座等のエクステンション活動を通じて、地域への研究成果の還元・公開を図ることとしています。

　農学部附属動物病院は獣医学教育を効果的に行うために、伴侶動物（犬や猫など）と産業動物（牛や馬など）の診療業務と臨床研究を行っています。
　 診療科は内科、外科、臨床繁殖科の基幹診療科に加えて、エキゾチックアニマル科、生産獣医療科、問題行動相談室など専門診療科を設け、動物病院専任教員と獣医学科臨床獣医学講座の教員とが診療を担当しています。
　 動物病院では獣医学科5年次学生に対して家畜全般にわたる臨床実習を行っています。その実習方法は内科、外科、臨床繁殖科に分かれて、教員の指導の元で動物病院での外来診療に参加したり、郊外の酪農地帯で飼育されている病牛への往診随行です。
　 また、動物病院で行われている臨床研究の対象動物は産業動物から伴侶動物に至るまで多岐にわたり、社会の要請に応じた研究が精力的に行われています。動物病院は卒業研究にも利用され、さらには教育病院として地域の臨床獣医師や海外からの研修獣医師の卒後教育の場としても活用されています。

　寒冷バイオフロンティア研究センターは、
の4つの研究分野から構成されています。
　本研究センターの目的は、「寒冷環境におけるユニークな生命活動を追求するとともに、その成果を地域社会に還元しながら、「温度と生命活動」に関する研究教育成果を世界に向けて発信すること」であり、これら4つの分野が連携した研究を推進しています。
　また、大学院農学研究科（修士課程）および大学院連合農学研究科（博士課程）にも属し、学部学生とともに大学院生の教育・研究指導も積極的に行っています。

　動物医学食品安全教育研究センターは、以下の4部門からなります。
当センターは、健康な家畜の生産に始まる「農場から食卓まで」の横断的な食の安全安心確保に関する教育・研究に取り組みます。センターの重要な使命は、以下の4点に要約されます。
    （1）学際的・学術的教育研究拠点の形成
    （2）分野横断的な卒後教育・学部教育の提供
    （3）地域密着型・問題解決型の研究の推進
    （4）放射線教育体系の構築