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植物病理学研究室研究室ホームページ 植物に病気を引き起こす病原ウイルスの基礎的研究、さらに、研究を発展させて農業や人間生活に役立つバイオテクノロジーをめざします。 准教授:磯貝 雅道(いそがい まさみち)研究内容ブルーベリーなどの寒冷地果樹に感染するウイルス病の検出・同定およびそれらウイルス遺伝子の機能解析を行っています。 担当科目植物ウイルス学、植物病理学実験 メール:isogai(at)iwate-u.ac.jp 教員研究室の所在:2号館3階304号室 寒冷地低木果樹に感染するウイルスの研究" 近年、盛岡など東北地方ではブルーベリーやラズベリーなどの低木果樹栽培が急速に拡大しています。そして、世界的にも健康志向の高まりから拡大しています。その中で、海外では多数のウイルスがブルーベリーやラズベリーに感染して甚大な被害を引き起こしており、その被害は数百万ドルにおよぶこともあります。一方で、日本ではウイルス病と思われる樹が数多く存在しているにもかかわらずそれらウイルスの調査・研究は行われてきませんでした。そこで、寒冷地低木果樹に感染するウイルスの研究を開始しました。これまで、海外で発生しているウイルスが日本のブルーベリーやラズベリーに感染して病気を引き起こしていることを明らかにしました。これらウイルスは日本の植物検疫対象のウイルスで果実生産に有害な損害を与えるウイルスでした。さらに、海外で発生しているウイルス以外にも、世界未報告の新種ウイルスが日本に発生していることを明らかにしました。 本研究は、圃場での調査から実験室での分子生物学的解析まで幅広く行い、基礎的研究で得られた知見とその応用により病害防除に貢献します。 図1 Raspberry bushy dwarf virusに感染したレッドラズベリー Raspberry bushy dwarf virus (RBDV)はラズベリーに黄化病を引き起こします。海外で、RBDVは重要病原ウイルスです。たとえば、RBDVは感受性品種の個別急速冷凍用実生産において$1,000/acre/年の損失をもたらし、品種によっては5-6年で圃場内のすべての個体に感染してしまう強い伝染力を持っています。 図2 ブルーベリー赤色輪点ウイルスに感染したブルーベリー ブルーベリー赤色輪点ウイルスはブルーベリー赤色輪点病を引き起こします。近年、海外でもその発生が再び増加しておりリイマージングウイルスといわれています。"
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