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研究室・教員一覧
天然物生化学研究室(ケミカルバイオロジー)天然物生化学研究室(Chemical Biology Lab.)は、自然豊かな岩手県を中心とした天然資源から、癌などの生活習慣病に有効な新規低分子生理活性物質(バイオプローブ)を探索し、それを用いて生命現象を解析する(化学生物学:ケミカルバイオロジー)と同時に実用化をめざすという、医薬品(化粧品・香料を含む)と食材中の機能性物質に関する化学と生物学の境界領域の夢のある研究を行なっています。 教授:木村 賢一(きむら けんいち)研究内容食材、植物、微生物などの天然資源から、構造や活性において新規のバイオプローブを探索し、それを用いて生命現象を探っています。 担当科目ケミカルバイオロジー、有機化学、化学生物学実験 メール:kimurak(at)iwate-u.ac.jp 教員研究室の所在:4号館3階306号室 生活習慣病に有効な機能性物質(バイオプローブ)を用いて生命現象を探る"天然物生化学研究室(Chemical Biology Lab.)は、21世紀最初の年である2001年12月に開設した新しい研究室です。約18年間にわたる、食品会社の研究所での微生物培養液からの新しい医薬品の探索研究経験と、医薬品工場での品質管理経験を学生の教育・研究に生かしています。自然豊かな岩手県の各種天然資源から、癌などの生活習慣病に有効な構造や活性が新規の低分子生物活性物質(バイオプローブ)を発見し、それを用いて生命現象を解析すると同時に実用化をめざす、化学と生物学の境界領域の夢のある、薬学部や理学部にも似た研究内容です。 コンセプト:「21世紀になり食品は限りなく医薬品に近づいた」 キーワード:スクリーニング、生物活性物質(バイオプローブ)、シグナル伝達系、生活習慣病、特許 現在行っている研究内容は、遺伝子変異酵母(病気の酵母)の生育円という表現型(病気の酵母が元気になる)を利用したスクリーニング系を駆使し、疾病の治療や予防に有効な新たなバイオプローブを探索し、見出したバイオプローブの生命に対する分子レベルの作用メカニズムを解析(標的分子を解明)することです。このような研究の中から、ヒトの健康維持に役に立つ物質を見出し、付加価値の高い産業を創出し、人類の幸せに結び付けようと、日夜夢を追い続け研究を行っています。 研究室の主なバイオプローブ:Liposidomycin、Barminomycin、Propeptin(以上放線菌由来)、Eremoxylarin、Anthracobic acid、Benzophomopsin、Allantopyrone、Pyrrocidine(以上植物寄生糸状菌由来(山形大・塩野先生の化合物の標的分子の解明)、Pisiferdiol(植物サワラ)、 3,6-Epidioxy-1,10-bisaboladiene(EDBD)(山菜)、15,20-Dinor-5,7,9-labdatriene-18-ol(Kujigamberol)(琥珀)など。 (photo:木村.ppt) "
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