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土壌工学研究室よい農地の基盤つくりに必要な工学的手法や土の力学性の解明に取り組んでます。 教授:古賀 潔(こがきよし)研究内容水田や畑など,よい農地の基盤つくりに必要な工学的手法や土の力学性の解明に取り組んでいます 担当科目農地学,農地整備学,土質力学 メール:kkoga(at)iwate-u.ac.jp 教員研究室の所在:1号館2階208号室 急傾斜での水田の整備方法と土の理工学性の研究 昭和50年着任以来の研究をひと言で表せば「農地土工学」です。これは農地の開発、改良、保全に関わる土の工学の基礎と応用を指します。 最近の研究課題は、やや基礎的なものとして有機質の混入が土壌の物理性へ与える影響があります。ここでは、農林業からの副生成物であるバイオマスを未分解のまま土壌に混入した場合に、密度、透水性、通気性、水分保持特性などの物理性がどのように改善できるかを実験的に調べています。また、農地そのものを対象とした研究では、傾斜地水田の長大斜面の除草対策があります。圃場整備事業によって大規模化された水田では長大な斜面が避けられません。そこで斜面の途中に簡便な小段を設け、除草作業の足がかりにする方法があります。安価な方法ですが、寿命が問題なので、それを調べています。 2011年3月の東日本大震災では多くの農地が被害を受けています。被害農地を使えるようにするためには農地そのものと関連する用水・排水施設、道路などの回復が必要となり、今後その実施にあたっては様々な技術的課題が出てくると思われます。そのような場面で,これまで培った農地土工学を活用できればと考えています。
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