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研究室・教員一覧
御明神演習林本分野は、植物相、地形、社会的背景が総合的に異なる御明神演習林、滝沢演習林を背景に、実践的実習を通じて、高度な専門知識を身に付けた問題解決能力の高い人材を養成します。 教授:澤口 勇雄(さわぐち いさお)研究内容"森林管理をGIS,GPS,RSにより行う方法と森林収穫技術を研究しています" 担当科目総合フィールド科学、林道工学、森林測量学 メール:sawai(at)iwate-u.ac.jp 教員研究室の所在:7号館1階108号室 森林バイオマスの環境に優しい収穫・管理法21世紀は、地球温暖化の防止の切り札として二酸化炭素を一方通行に放出する化石エネルギーから、伐採面積と植林面積が同じである限り二酸化炭素を増加させない森林バイオマスエネルギーへの転換が期待されます。このシナリオを実現するためには、森林造成と森林収穫技術の一層の高度化が不可欠であり、このための自然環境に優しい森林収穫技術や森林管理システムに関する研究は一層重要となっています。
(1)「山岳林における路網整備計画法に関する研究」 わが国山岳林における路網配置形状特性、路網計画における経済的パラメータによる合理的路網整備水準などを解明しました。今後は、エネルギー循環や二酸化炭素収支など環境的評価指標をパラメータにして、森林造成から森林利用までの循環的森林経営を通じての最適路網整備計画法を考究します。(photo:澤口2.JPG)
(2)「低インパクト森林作業技術に関する研究」 皆伐、択伐、間伐の森林作業が残存林木損傷や林地地表攪に及ぼす影響を研究して、森林作業が林地・林木に及ぼす影響の定量化を図ってきました。今後は、評価法の確立を図るとともに、林地・林木へのインパクトが少ない森林作業技術開発を進めます。(photo:澤口1.JPG)
(3)「循環型森林管理システムの確立に関する研究」 システムの能率性、コスト分析を主体に研究してきました。システムの効率的運用のためにGIS、GPS等の最新の森林情報処理技術を導入した研究を進めるとともに、高性能林業機械化システムと立木データベース等の整備により、林木の単木管理による循環型森林管理システムを構築します。
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