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岩手大学農学部Faculty of Agriculture, Iwate University
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研究室・教員一覧

寒冷発育制御研究分野

この研究室ではモデル生物である大腸菌を用いて、タンパク質の膜輸送に関する研究を行っています。

教授:西山 賢一(にしやま けんいち)

研究内容

低温感受性を示す細胞内タンパク質局在化の分子機構について大腸菌を用いて研究しています。

担当科目

生命のしくみ、分子生物学

メール:nishiyam(at)iwate-u.ac.jp

教員研究室の所在:7号館1階101号室

低温感受性を示す細胞内タンパク質の局在化の分子機構

DNA→RNA→タンパク質というのは分子生物学のセントラルドグマと呼ばれるもので、遺伝子発現の流れを示すものです。しかし、このとき生成するのはアミノ酸が重合した「ポリペプチド」に過ぎません。実際に「タンパク質」として機能するためには、適切な修飾や高次構造の形成などのステップを経なければなりませんし、さらにはそのタンパク質が実際に機能する場所に輸送されなければなりません。つまり、適材適所に配置される必要があるのです。タンパク質は通常細胞質で生合成されますが、細胞の外や生体膜の中で機能するものもたくさんあります。こうしたタンパク質は膜を透過したり膜に組み込まれたりする必要があるわけです。生体膜(特に細胞質膜)は外界と自己の境目になっていて、膜を介した物質の横断は厳密に制御されています。たとえば、イオンや糖類などの低分子はおろか水分子さえ膜を自由に行き来することはできません。タンパク質がこうした生体膜を透過したり組み込まれたりするためには巧妙な仕組みが必要となってきますが、これらのタンパク質局在化はすべての生物で普遍的なしくみで起こります(図)。また、低温下では生体膜の流動性が大幅に低下するため、タンパク質膜透過や膜挿入は大きく影響を受けてしまいます。本研究室では、タンパク質膜透過や膜挿入に必要な因子をすべて純化し、タンパク質膜透過・膜挿入を試験管内で再構成し、タンパク質局在化の分子機構を明らかにすることを目指しています。詳しくは、http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/〜sec/でご覧いただけます。

准教授:RAHMAN Abidur(ラーマン・アビドゥール)

研究内容

オーキシン-エチレン反応経路の温度依存性やオーキシン系除草剤の作用について研究しています。

担当科目

英語による植物生理学、科学文献読解法

メール:abidur(at)iwate-u.ac.jp

教員研究室の所在:7号館1階109号室

植物のストレスにおける植物ホルモン相互作用の解明

"私の研究の中心は、植物ホルモンによる植物の成長制御機構を解明することです。オーキシンは、植物の発生から老化に至る多くの過程に関与し、他の植物ホルモンと様々な相互作用を示します。植物は、成長の過程で様々なストレスを受け、制御された応答を示します。興味深いことに、植物ホルモンの相互作用はオーキシンを中心に機能しており、中でも、図に示すようにオーキシン輸送が中心的役割を果たしています。私達は、ストレスを受けている植物の成長は、オーキシン輸送によって形成されるオーキシン濃度勾配に依存しているばかりでなく、この濃度勾配は植物ホルモンの相互作用を制御していると考えています。現在、私達は、様々な視点からこの仮説を検証しており、生理学、遺伝学、分子生物学、細胞生物学を駆使して次のことに焦点をしぼって研究を進めています。
(1)温度ストレスを受ける植物の成長を制御するオーキシンの役割
(2)分裂組織の形成過程におけるアクチンと植物ホルモンの分子的相互作用
(3)2,4-Dによって引き起される細胞骨格の変化と、単子葉植物と双子葉植物における2,4-Dの選択的な作用
(4)植物のオーキシン応答を決めるアクチンの動態
(5)植物の成長におけるIBA応答の分子経路
私達の研究に興味のある方は、研究室のホームページを見て下さい(http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/〜abidur/)"


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