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岩手大学農学部Faculty of Agriculture, Iwate University
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獣医解剖学研究室

准教授:中牟田 信明(なかむた のぶあき)

研究内容

脊椎動物の嗅覚系、特に鋤鼻系の系統発生と個体発生に対する形態学的アプローチを行っています。

担当科目

動物解剖学、動物解剖学実習

メール:nakamuta(at)iwate-u.ac.jp

教員研究室の所在:3号館2階223号室

嗅覚器の形態と形態形成に関わる分子の研究

 嗅覚器には嗅上皮と鋤鼻器の2つがあり、それぞれ匂い物質とフェロモンの受容に関わっていると大抵の教科書には記されていますが、最近の研究によれば、両嗅覚器の機能はそれほど明確には分離しておらず、むしろ、外界の情報を得るため互いに補い合って機能することが示されています。それだけでなく、嗅上皮や鋤鼻器のように良く知られている嗅覚器の他に、まだ研究が進んでいないマセラ器やグリューネバーグガングリオンと呼ばれるものがあり、より一層複雑さを増しています。
 2004年にAxelとBuckがノーベル賞を受賞するきっかけとなった、匂い受容体や鋤鼻受容体の発見によって、嗅覚に関する理解は飛躍的な進歩を遂げました。それでもなお、無数にある匂い物質をどのように識別して認識しているのか、無意識のうちに作用するフェロモンを介してどのようなコミュニケーションが行われているのか、動物種によって様々に異なる嗅覚器の形態が、進化の過程でどのように変遷してきたのか等、まだまだ解決できていない疑問がたくさんあります。
 水中から陸上へ、地上から空中へ、動物が生息域を拡大したのに伴って、個々の嗅覚器がどのように形を変え様々な環境へ適応しているのかといったこれまでの研究に加えて、現在は、嗅覚器を形づくる分子メカニズムの解明に取り組んでいます。


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