概要
農学部の前身となった盛岡高等農林学校が設立されたのは、1902(明治35)年のこと。度重なる冷害などにより疲弊していた東北地方の農業を改善し、安定した食料生産の推進と農業技術者の養成を進めるためでした。
農学部は以来100有余年にわたって農学に関する技術や優秀な人材を数多く輩出してきました。現在、農学の学問分野は、生命や環境などの農業技術関連分野はもちろん、化学、技術、工学、地域マネジメントと多岐に渡っています。
特徴 その1
世界規模の諸問題に取り組む、充実の5つの教育課程と4つの附属施設
農学部では2007(平成19)年、農学に対する社会的ニーズの広がりに対応して、3学科制から5課程制へと組織を改編。その後、2012(平成24)年には、獣医学課程を東京農工大学との共同獣医学科に改編しました。食料供給問題、地球環境問題、エネルギー問題といった地球規模で危機感の広がる諸問題を解決するための学問として、農学には大きな期待が寄せられています。また、教育研究の実践や基礎から応用分野に至る研究の場として、4つの附属施設があります。
特徴 その2
農学部の理念・教育目標
農学部では、生命科学・環境科学・動物医科学の分野で教育研究を充実させ、幅広い教養と基礎学力を養うとともに、農学の深化とフィールド科学を推進し、地域と国際社会に貢献できる人材の育成を理念として掲げています。また農業、環境、動植物、生命に関する現代的諸課題の解決に向けて、高度な専門的知識とリーダーシップを持って行動することができる技術者・研究者を養成することを教育目標としています。
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