現代のさまざまな諸問題を解決するためには、豊かな国際性を身につけることが求められています。
岩手大学では、学術交流・学生交流を推進するため、海外の大学・研究機関と積極的に交流協定等を締結するなど、各種の国際交流事業を活発に行っています。農学部では、北京大学・石河子大学(中国)、吉林農業大学(中国)、麗水大学(韓国)、パデュー大学(アメリカ)、オーバン大学(アメリカ)などと活発な学生交流や研究交流を行っています。
国際交流センターが海外への留学をサポートします。
1.留学相談
海外での体験をしてみたい人のために個別留学相談を実施しています。海外留学には短期間の語学留学から1年以内の交換留学まで、数多くの制度があります。どのプログラムで行けばいいかわからない、という人はまずは留学相談を。
2.充実した海外体験情報の提供
年1回海外体験プログラムについて全学レベルでオリエンテーションや帰国者による座談会を実施しています。また帰国者の海外留学・研修体験記や現在留学中の学生の生の声を国際交流センターのホームページに掲載しています。
3.学内での語学学習支援プログラム
留学をモノにするための第一歩は語学力。上級レベルの語学力が要求される海外留学を希望する学生を対象にステップアップ/スーパーイングリッシュ・スーパーチャイニーズを提供しています。そのほか、リーディング/リスニングマラソン、岩手大学にいながらにして米国の大学の授業を米国人学生と受講できる「学内留学」、イングリッシュ・カフェなど英語力のスキルアップができるプログラムを提供します。
4.国際ボランティア等参加者支援・海外留学派遣支援
世界中から集まる仲間と一緒にボランティア活動を行い、国際的な広い視野を育成することを目的とした国際ボランティア、国際エコボランティアへの参加者を対象に、参加経費の一部を支援しています。6カ月以上の交換留学を行う学生に対しての支援も行っています。
体験談
農学研究科で学んだ知識をインドネシアの学生にも伝えたい
ガジャマダ大学(インドネシア)
より本学に留学
農学研究科 共生環境専攻
バユ ドゥイ アプリ ヌグロホ さん
僕はガジャマダ大学で教師をしています。農業技術についてさらに研究を深め、その知識をインドネシアの学生へ還元することが僕の義務だと思っています。指導教員の先生はインドネシア語が堪能ですし、両親のように接してくれるので助かっています。授業以外では、18歳まで母国のバドミントンのナショナルチームに所属していたので、岩大の学生にも教えています。学生バドミントン選手権大会では全国優勝も果たし、日本でのいい記念になりました。
人と自然とのよりよい関係づくりに貢献していきたい。
農業生命科学科 動物科学講座 4年
田中 千鶴 さん(写真右から2人目)
アメリカ・インディアナ州立パデュー大学
ファームステイ中には、アーミッシュという、電気も車も持たないプロテスタントの所へ行きました。16人の子供達と共に、バケツいっぱいにトマトを収穫し、馬車で運びました。生のピーマンを食べてその甘さに感動したり、ジョークで辛い豆を食べさせられたりしました。彼らと過ごした時間は本当に素晴らしく、いつまでも忘れません。