研究は難しいからこそ意味があるし達成感がある!

佐藤 夏史
さん
農学研究科[修士課程]
1994(平成6)年度修了
現在は製薬会社に勤務し、高齢者や病気の患者向け栄養食品の研究開発に携わっています。実は、介護施設などに入所するお年寄りの実に4割もの人が、必要な食事が提供されているにもかかわらず、食欲がわかないなどの理由で、栄養失調状態だといわれているんです。
健康維持のため栄養価の高い機能性物質を多く入れ、なおかつ本人が「食べたい、おいしい」と感じてくれる商品が求められています。ここが研究開発の最大の難しさであると同時にやりがいを感じる部分。簡単に結果がでるなら挑戦する意味がないですからね。
学生時代の経験は、目に見える技術というよりも研究プロセスの考え方、人脈の作り方などに生かされていますね。農学部には、面白い研究をしている先生がたくさんいるので、学ぶ気さえあれば、いくらでも吸収できます。積極的に教えを請うことはもちろん、先生や先輩を理論でうち負かすくらいのパワーを身につけていって欲しいです。
飼い主さんにとって、心のよりどころとなれる獣医師に

富田 真理
さん
東京都 ダクタリ動物病院 勤務
獣医学科(現獣医学課程)
2005(平成17)年度卒業
現在勤務しているダクタリ動物病院には、24時間体制の本院と、ホームドクター的要素が強い小規模の分院があります。重傷の急患が多く夜勤もある本院、一人で診察を行う分院の両方で働いているので、とても勉強になっています。慣れるまでは大変でしたが、大学時代、附属病院で診療を経験したことで、この仕事にもスムーズに入っていくことができました。
治療でペットが元気になることは、仕事の大きな喜びのひとつですが、残念ながら亡くなってしまう場合もあります。飼い主さんに納得して別れを受け入れてもらうためにも、飼い主さんとの信頼関係を築き、正しい治療をやれる限り精一杯やるよう心がけています。動物の命はもちろん、飼い主さん自身の心を救うことも獣医師の使命だと思うので、大変さはありますが、やりがいは大きいです。
今後もしっかりとした知識や技術、経験を積み、多くの飼い主さんの心のよりどころになれたらと思います。