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岩手大学農学部Faculty of Agriculture, Iwate University
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農産物流通科学分野

研究室ホームページ
 収穫後の農産物の安全性と安定性(食品保蔵)を考えます。

准教授:折笠 貴寛(おりかさ たかひろ)

研究内容

農産食品加工を中心としたポストハーベストに関する諸事項を工学的観点から探求し、それらのシステムの改善や最適システムの考案を行っています。

担当科目

農業生産施設学、熱工学、生物産業科学実験III、ポストハーベスト特論、情報基礎、基礎物理学演習、基礎生物学実験

メール:orikasa(at)iwate-u.ac.jp

教員研究室の所在:1号室1階325号室

マイクロ波や遠赤外線を用いた新たな農産物加工技術の開発

 単身世帯の増加により冷凍食品や乾燥食品など加工食品の需要は急激に増加しています。また、健康志向の高まりにより、栄養・機能性成分に富んだ加工食品の開発が望まれています。
 乾燥食品は保存食としても利用可能であり、これまで廃棄処分されていた規格外農産物も商品化できるなど、廃棄に伴う食品ロスを減らす利点があります。しかし、高品質な乾燥食品の製造条件を検討する際に必要な、青果物の乾燥工程における水分、成分、色などをはじめとする諸特性のデータ変動解析はあまり進んでいないため、最適乾燥条件を検討する際、不都合を生じているのが現状です。
 そこで、本研究では、マイクロ波や遠赤外線を用いた新しい農産物加工技術の確立をめざし、いくつかの青果物の乾燥過程における含水率や成分変化などについて理論的な解析を行い、工学的なアプローチにより乾燥機構を明らかにすることを目的とした研究を行っています。


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