昨年度の食中毒事件数は1021件、患者数は約1万2千人で、このうち、生物的ハザードである細菌、ウィルスまたは寄生虫を原因とするものが、事件数、患者数ともに約90%を占め、食の安全対策を推進する上でこれらが重要であることは間違いありません。一方で、食の安全性に関して不安に感じている要因として、食品添加物、残留農薬・動物薬、環境汚染物質、放射性物質などの物理化学的ハザードを挙げる消費者が多いことが、さまざまな調査で示されています。また、最近ではいわゆる健康食品による大規模な健康危害事件が発生し、その安全性についても関心が高まっています。
本研修会では、食品安全行政の全体像と食品安全委員会の役割、保健機能食品の現状と今後、ならびに添加物・農薬・動物薬等の安全確保について、食品安全行政の担当官あるいは専門の学識経験者に解説していただき、食の安全評価と安全確保について改めて理解を深める機会としたいと考えています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日 時: 令和6年9月17日(火)13:00~17:00(受付 12:30-12:55)
会 場: 岩手大学農学部5号館2階 ぽらんホール
(キャンパスマップ https://www.agr.iwate-u.ac.jp/campusmap/)
受講料: 3,000 円(ただしテキスト代として)
講義形式: 対面のみ
募集人数: 50名
対象者: 農畜水産業,家畜診療,家畜衛生,公衆衛生または食品の加工製造・流通販売等に携わっ ている方
プログラム:
時間 (目安) |
講義および講師名 |
13:00 | 開会挨拶 |
13:05 | 「食品安全行政の枠組みと食品安全委員会の役割」 内閣府 食品安全委員会事務局 評価第一課 農薬評価室 室長補佐 栗山 泰 氏 |
14:10 | 「保健機能食品の現状と今後について」 消費者庁担当者 様 |
15:00 | 休憩 |
15:00 | 「化学物質(農薬,添加物等)の安全性評価」 岩手大学農学部 教授 佐藤 洋 氏 |
15:10 | 「飼料及び動物用医薬品の安全性確保」 農林水産省 消費・安全局 畜水産安全管理課 飼料安全薬事室 飼料安全基準班 専門官 落合 則幸 氏 |
16:00 | 受付 |
参加申込:
所定の申込フォームまたはメールにて9月10日(火)正午までにお申し込みください。募集人数に達した時点で締切といたしますのでご了承ください。
<申込フォーム>
https://forms.gle/iZxs84GvMFyRWNgHA
<メール>
申込先アドレス:fams@iwate-u.ac.jp
件名を「第21回FAMS全体研修会申込」とし、開催要項の申込方法⇒<メール>に記載された事項をご連絡ください。
受講料について:
受講料(テキスト代)として 3,000 円をいただきます。入金方法は、お申込みいただいた方にメールにてご連絡いたします。お申込み後3営業日以上連絡がない場合は電話でお知らせください(8月9日(金)~16日(金)は休業日)。
※申込に際して取得した個人情報は、研修会に関するご案内・ご連絡、参加登録、及び弊学からの情報提供のために利用します。
※ 詳細は開催要項(PDF)をご確認ください。
1.目的及び概要
新型コロナウイルスのパンデミックにより一般化したPCR検査ですが、昨今、DNA/RNAの濃度を高感度高精度に絶対定量できる技術として普及し始めたデジタルPCR(ddPCR)に着目し、その原理と活用方法について具体例を交え概説し、次世代の技術を学びたいと思います。
また、近年その発生が急増している牛伝染性リンパ腫(EBL)では、ウイルス感染農場の清浄化対策が望まれています。本研修会では感染牛から産生される感染子牛に着目し、産出された感染子牛を分離してEBL清浄農場へと導くプロジェクトの概要と現時点での成果についてご紹介する予定です。
今後普及がみこまれるddPCRの原理や応用、また、EBL清浄化モデルの開発状況やその成果について学び、家畜衛生、食品衛生、感染症分野の研究/検査業務に役立てて頂ければ幸いです。
2.開催日時および受講費
日 時:日 時: 令和5年12月15日(金)
会 場:岩手大学農学部5号館生命系スペースC
(キャンパスマップ https://www.agr.iwate-u.ac.jp/campusmap/)
主 催: 岩手大学農学部附属動物医学食品安全教育研究センター(FAMS)
食の安全部門 食品安全科学ユニット
協 賛: バイオ・ラッド ラボラトリーズ(株)
受講費:無料
3.対象者 家畜衛生、食品衛生、感染症検査、食品の品質管理に係る方
4.研修会内容
【プログラム】(予定)
13:30 - 14:00 | 受付 |
14:05 - 14:10 | 開会式 開会の挨拶:FAMSセンター長 佐藤 至 |
14:10 - 15:10 | 第一部: 「なにやら便利で使いやすい ドロップ デジタルPCR (ddPCR)って何?」 |
15:10 - 15:20 | 休憩 |
15:20 - 16:00 | 第二部: 「牛伝染性リンパ腫 (EBL) 清浄化のための研修会」 |
16:00 - 16:10 | 総合討論・質疑応答 |
16:10 - 16:15 | 修了証授与 |
16:15 - 16:20 | 閉会 閉会の挨拶:FAMS副センター長・食の安全部門 部門長 村上 賢二 |
【参加申込方法】:
下記申込フォーム(URLまたはQRコードから) または添付の参加申込書に必要事項を記入の上、お申し込みください。お申し込みは 令和5年12月11日(月)17時までにお願いいたします。
※取得する個人情報は、研修会に関するご案内・ご連絡、参加登録、及び弊学からの情報提供のために利用します。
申込フォーム
https://forms.gle/pUsQ1oovkFrnRvB77
SDGsという言葉が広く国民の間に定着し、持続的な社会を目指す動きが各方面で進められています。畜産業においては、鳥インフルエンザや豚熱などの家畜伝染病の発生、需要と供給のミスマッチによる価格の低迷、飼料の高騰と入手難、労働環境の改善や労働力の確保、欧米を中心に近年意識が高まっている動物福祉への対応など、国内の畜産業を持続可能なものとするために解決すべき問題が残されています。本研修会では、この中から飼料と動物福祉の問題を取り上げ、日本の畜産業を持続可能なものとするために今何が必要かを考えるきっかけとしたいと考えています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日 時:令和5年9月29日(金)13:00~17:00(受付 12:30-12:55)
会 場:岩手大学農学部5号館2階 ぽらんホール
(岩手県盛岡市上田三丁目18-8)
受講料:3,000円(ただしテキスト代として、講義形式に関わらず一律)
講義形式:対面ならびにWebexを用いた同時配信
募集人数:対面50名、Webex100名
主 催:岩手大学農学部附属動物医学食品安全教育研究センター
プログラム(一部の講演者は、オンラインでの参加となる場合がございます。)
13:00-13:05 | 開会の挨拶 農学部長 伊藤 菊一 |
13:05-13:35 | 「持続可能な畜産物生産」 農林水産省畜産局総務課畜産総合推進室専門官 請川 真也 氏 |
13:35-14:10 | 「国産飼料の取り組みについて」 北日本くみあい飼料 営業部養牛課 課長 鈴木 亮 氏 |
(14:10-14:15) | 休憩 |
14:15-14:40 | 「ひので酪農協の飼料確保におけるサポート」 ひので酪農業協同組合 業務部 診療科 課長 北村 俊輔 氏 |
14:40-15:25 | 「乳牛の飼料摂取状況と周産期リスクの新たな把握方法」 兵庫県立農林水産技術総合センター畜産技術センター所長 生田 健太郎 氏 |
(15:25-15:30) | 休憩 |
15:30-16:50 | 「家畜福祉:日本の現状と獣医畜産関係者が今できること」 岩手大学名誉教授 岡田 啓司 氏 |
16:50-16:55 | 閉会の挨拶 センター長 佐藤 至 |
対象者:農畜水産物の生産または家畜の診療に携わっている方畜産振興、家畜衛生、公衆衛生に携わっている方
食品の加工製造および流通販売、または飲食店等に携わっている方
申込方法:
所定の申込用紙または申込フォームから9月13日(水)正午までにお申し込みください。募集人数に達した時点で締切といたしますのでご了承ください。
受講料について:
講義形式(対面・配信)に関わらずテキスト代として3,000円をいただきます。入金方法は、お申込みいただいた方に別途メールにてご連絡いたします(※お申込み後4営業日以上返信がない場合はご連絡ください。なお、令和5年8月9日(水)~16日(水)は休業させていただきます)
WEB配信について:
申し込み受付後、詳細につきましてはWEB配信希望者に別途ご案内いたします。ブラウザからの参加も可能ですが、Webexアプリの事前インストールを推奨します。
テキストについて:
対面の参加者には当日冊子を配布、WEBの参加者にはテキストのPDFデータをメールにて配布する予定です。ただし、WEBの参加者でも希望される方には後日冊子を郵送します。
※取得する個人情報は、研修会に関するご案内・ご連絡、参加登録、及び弊学からの情報提供のために利用します。
目 的
食肉の生産現場である農場における衛生管理は、Farm to Table で謳われる安全な食品確保の第一歩です。昨年度の本研修会において、食品等事業者に義務付けられた HACCPに基づく衛生管理について検証を試みましたが、今年度は生産現場の農場に焦点をあて、農場管理全般とその衛生管理の現状と課題について検証することを目的としました。農場マネジメントの専門家と農場経営者による現場の事例を紹介し、現状での課題等を議論する場を提供する予定です。
日 時:令和4年9月21日(水)13:00~17:00(受付 12:30-13:00)
会 場:岩手大学総合教育研究棟(生命系) ぽらんホール
(岩手県盛岡市上田三丁目18-8)
受講料:3,000円(ただしテキスト代として、講義形式に関わらず一律)
講義形式:対面ならびにWebexを用いた同時配信
募集人数:対面50名、Webex100名
主 催:岩手大学農学部附属動物医学食品安全教育研究センター
プログラム(一部の発表者については、オンラインでの参加となる場合がございます。)
13:00-13:05 | 開会の挨拶 農学部長 伊藤 菊一 |
13:05-14:35 | 【基調講演】 |
(13:05-13:50) | 農林水産省消費・安全局 動物衛生課 保健衛生班 係長 髙山 耕 氏 「生産段階における衛生管理について」 |
(13:05-13:50) | 赤松ファームクリニック 代表 赤松 裕久 氏 「生産性向上を実現するマネジメントシステムの構築 ~P.F.ドラッカーのマネジメント理論の農場への応用」 |
14:35-14:50 | 休憩 |
「農場からの事例紹介」 | |
14:50-15:30 | シードワン 種市 淳 氏 |
15:30-16:10 | 有限会社あかばね動物クリニック 伊藤 貢 氏 |
16:10-16:50 | 株式会社ホクリヨウ 生産本部 立花 智 氏 |
16:50-17:00 | 閉会の挨拶 センター長 寺嶋 淳 |
対象者:農畜水産物の生産、家畜衛生・公衆衛生指導に携わっている方食肉等加工製造、流通販売、飲食店等に携わっている方
申込方法:
所定の申込用紙または申込フォームから9月5日(月)までにお申し込みください。募集人数に達した時点で締切といたしますのでご了承ください。
受講料について:
講義形式(対面・配信)に関わらずテキスト代として 3,000 円をいただきます。申込受付後に振込用紙(郵便局払込取扱票)をお送りします。振込手数料はご負担くださいますようお願いいたします。また、請求書払いをご希望される場合は申し込み時にお知らせください。当日現金でお支払いいただくことはできませんのでご了承ください。
なお、当日受講しなかった場合もテキストを後日発送しますので返金はいたしません。
配信の方には、9月 14日(水)にテキストを発送予定です。
Web配信について:
申し込み受付後、詳細につきましては WEB 配信希望者に別途ご案内いたします。ブラウザからの参加も可能ですが、Webex アプリの事前インストールを推奨します。接続に必要なログイン情報は9月 14日(水)までに事務局からメールでお知らせいたします。
新型コロナウイルスに係る対応について:
対面参加の方には、当日会場受付で検温・消毒を行いますのでご協力お願いいたします。また、必ずマスク着用でご参加いただくようお願いいたします。風邪の症状(37.5℃以上の発熱,咳等)がある方は参加をお控えください。なお、感染症防止の観点から必要に応じて、お申込いただいた個人情報を保健所等の公的機関へ提供する場合がありますのでご了承ください。
13:00-13:05 | 開会の挨拶 副学長 比屋根 哲 |
13:05-14:05 | 国から 厚生労働省医薬・生活衛生局 食品監視安全課 HACCP推進室 小野澤 由子 室長補佐 「HACCPに沿った衛生管理の制度化について」 |
14:05-14:35 | 地方自治体から 岩手県県民くらしの安全課 佐藤 敦 課長 「岩手県におけるHACCPに沿った衛生管理の実践に向けた取組」 |
14:35-14:50 | 休憩 |
「食品事業者から事例紹介」 | |
14:50-15:30 | キユーピー株式会社 品質保証本部 食品安全科学センター センター長 宮下 隆 氏 |
15:30-16:10 | 株式会社十文字チキンカンパニー 久慈工場 品質部 品質保証課 本城 和佳 氏 |
16:10-16:50 | 株式会社いわちく コンプライアンス・品質保証室 主任 藤峯 沙耶香 氏 |
16:50-17:00 | 閉会の挨拶 センター長 寺嶋淳 |
13:00-13:05 | 開会の挨拶 副学長 山本欣郎 |
13:05-14:05 | 「我が国における家畜衛生の現状」 農林水産省 消費・安全局 動物衛生課 保健衛生班 課長補佐 請川真也 氏 |
14:05-14:35 | 「5G概要と農業における活用事例(仮)」 株式会社ドコモCS東北 法人営業部 エバンジェリスト 芳賀善幸 氏 |
14:35-14:50 | 休憩 |
―5Gなど通信を用いた農畜水産業に関する事例紹介― | |
14:50-15:30 | 「IoTを活用した養鶏の生産性向上に向けた研究」 FAMS動物生産部門(農学部動物科学科)喜多一美 |
15:30-16:10 | 「産業動物遠隔診断支援システム検証」 FAMS動物生産部門(農学部共同獣医学科)一條俊浩 |
16:10-16:50 | 「三陸沿岸におけるサーモン養殖産業化に向けた研究 遠隔管理システム構築に向けて」 農学部食料生産環境学科 平井俊朗 |
16:50-17:00 | 閉会の挨拶 センター長 寺嶋淳 |