農学生命課程で唯一の社会科学的アプローチにより、農業問題や食料・環境問題に対して真正面から取り組み、広く生物産業の発展のための戦略を考えます。
国際的な競争時代に生き残りを賭けたビジネス的農業経営(企業)への転換を見据え、いかなる経営管理によって、どんな形態で経営成長を図るかを実態的・実践的に研究しています。
日本とお隣の国韓国において、農業のリーダーとして期待される農業経営者や農業法人を対象に、経営者の特質や経営管理システムを調査し、互いの強み・弱みを分析しています。
「水」が豊富な日本とオーストラリアのような希少な地域では、水資源問題がどのように異なり、農業にどのように配分されているかを調査し、農業と水資源問題を国際的に比較しています。
日本は海外に多くの食料を頼っていますが、その国のひとつオーストラリアでは水問題が深刻で、水が足りず農業水利にも影響が出ています。
また日本のお隣韓国では、日本と同じように農業の衰退が心配されていますが、情熱と斬新なアイデアをもった新しい農業経営者が出現してきていて
農業を変えています。日本も負けてられません。
いずれにしろ、海外の事情は日本と案外関係しているかもしれませんね。このように、世界の中の日本を意識して農業問題をいろいろ考えています。