農作業システム学分野

農作業の快適化や安全性を人間工学や農業機械の観点から考えます。
植物から学ぶ新しい制御法を開発します。

主な研究テーマ

1.タイヤと土の相互作用の研究

 農業機械の走行により、土壌が締め固められて作物の生育上悪影響を及ぼすことがあります。土壌の締め固めを低減する走行部の開発や締め固め特性を考慮に入れた機械作業方法の確立のために、タイヤ下の土の変形メカニズムについて研究しています。

2.発熱植物の発熱機構の数理解析

 ハスやザゼンソウなどの植物は、花が咲く時期になると発熱し、外気の温度に関わらず、花の体温を一定にするように温度制御を行っています。これらの植物の持つ不思議な制御システムを取り入れた、新しい制御システムの作成を研究しています。

3.安全で高能率な農作業システムの開発

 果樹園農家の農薬からの被爆を防止するため,防除作業を自動的に行うシステムの開発,およびトラクタ運転時の事故防止システムの開発や車体振動の分析,また雑穀栽培作業の機械化などの研究を行っています。

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教員からのメッセージ

教授 武田純一

 自動車などの機械のおかげで、われわれ人類は非常に大きな力と運動能力を得ることができました。このためには、非常に多くのエネルギが必要です。これらの機械を効率よく利用し、エネルギ消費や地球環境に与える負荷をできる限り少なくすることで、将来までも安全で安心できる農作物を生産することができます。当分野では、農作業機械の走行装置から、自律走行システム、種々の作物の収穫システム、植物由来の制御システムについて研究しながら、新しい農作業システムのあり方について研究しています。