栄養化学研究室ではどのような研究をしているか

1. どんな研究か

栄養化学研究室では、以下のように主に、食品の新しい働き、すなわち食品の機能性研究と栄養研究を行ってます。

 更に、単なる大学内の研究に留まらずに、その成果を地域に還元すべく、地域特産物開発支援のための地域企業との連携研究を行っています。 

機能性穀類 (雑穀) の食品機能性研究

酒造米の研究

新機能豆腐の開発研究 -- 豆腐

酢卵の食品機能性研究 -- 卵

地 域 食 品 産 業 支 援 研 究

海藻の食品機能性研究 -- 海藻

浄法寺町の農業の活性化研究

筋肉タンパク質の分解と合成の調節

企業との共同研究

活性酸素が体タンパク質代謝に及ぼす影響と食品

食品成分によるカルシウム利用性の向上

2. 食品の機能性とは 

3. 研究の方法

栄養化学研究室では、食品の分析から、細胞実験動物、及びヒトの実験まで扱います。

食品の体に及ばす効果は、ただ単に分析をしただけでは、ほとんど分りません。我々が、いつものように食物を食べて、からだのすみずみまで栄養が行き渡りその生理効果を機能するすると同じように、実験をする必要があります。しかし、ヒトでこのような実験を頻繁に行うのは困難がありますので、動物実験を行うのが普通です。

・食品の機能性成分の分析 --- 食品成分、アミノ酸、豆腐のイソフラボン含量など。

・動物実験 --- ラット、マウス --血液中の血漿の-コレステロ-ル、中性脂肪濃度、SOD活性、抗酸化性などの測定

・細胞培養実験 --- 生体と同じような生理機能性を、細胞培養で行い、からだに及ぼす食品の機能性を推測します。動物を使用しなくてもある程度の機能性を測定できるメリットがある。

・ヒトに対する効果実験 --- 食品の研究では、いくら高価な分析機器を用いて分析しても、また、動物実験の結果で機能性を現しても、最終的にはヒトでの効果があるかどうかを調べることが必要です。病院との連携で、安全性を充分考慮した上で、ヒトに対する実験も行います。しかし、動物実験と異なり、頻繁には行えない。

4. 研究室で、企業との共同研究で、開発された新しい食品

5. 研究の紹介などテレビ、新聞紙上での報道

6. 学会賞受賞

7. 特 許

研究の成果は、積極的に特許出願をしている。